《ぶらり旅》

ジャイプール偏 その1



ジャイプールでは、セキュリティゲートのあるホテルに泊まれた。道路からは木立の中の
道を抜けガードマンのいる入り口に到着。ホテルの中央吹き抜けの壁に、大きな絵が飾
ってある。ドアや明り採りもインド風?の文様。                         



レストランの奥の壁に架けられた「王と后」の絵。虎の絵はいきているようだった。



色使いもきれいな装飾品。長持ち?何が入っていたのか、頑丈な造り。花台のデザインが
楽しい、左右対称なんだが、微妙に違う。日本のように、きちっとしてないから又楽しい。



エレベーターのドアも置物もインド! 灯明台もユニーク、五方の灯芯に灯がともると
周囲八方が明るくなる、買って帰りたい。                          



玄関入った横の壁に、大きな進軍の絵。象の牙が切り取られている。勢いがある。



ホテルの前の道路に出ると、もうそこは庶民の街、たくさんの方が塀の影に座り込んでいる
聞いてみると、銀行が開くのを早くから待っている? 表通りはゴミの山が回収されていた。



朝の街



ハワー・マハル(別名「風の宮殿」)は、ピンク色をした5階建てで、通りに面して953の小窓がある。
この小窓から、宮廷の女性たちが、自らの姿を外から見られることなく、街の様子を見て楽しんだ
また、この小窓を通して風( ハワー)が循環することにより、暑いときでも涼しい構造となっている。



細かな細工のリング、馬車の馬も毛艶がいい。陶器屋、素焼きの甕に水を入れると
おいしい水になる、使い捨て、素焼きだから自然に帰る。この自然と共生した生活の
考え方、日本はトレーに入れて、ラップして、ともに 自然には戻せない。見習い正す
時期に来ているんだが。目先の利益優先がある間は無理か?            



人々は良く働く。牛乳の小分けをしている。インドは牛を食べないと言われている
牛のお乳は、人間の赤ちゃんの母乳の代用になる。赤ちゃんを育てる、母なる生
き物、だから食べずに乳牛として飼っている。しかし、実際は、昔好んで食べたの
で、牛の数が激減。牛の成長は4〜5年かかり、人口の多さに供給が間に合わな
いからで、1年サイクルで育つ、ヤギ・羊に政策として、切り替えられ、それが今に
至っている。道路わきに集められたゴミはまだ引き取られていない。        



移動の路地売りの台車には、補強の為の十字木がはめられている。馬車の横を
バイクが走る、交通が輻輳した所でも、馬は暴れずに仕事をしている。よく馴らし
たものである。白衣は僧侶で数人が並んで行く姿を時々見る。          



物資の移動は、拠点から拠点には、コンボイ等の大型トラックがする。中型もあるにはあるが
市内の移動は、もっぱらリヤカー等でする。しかもすごい山済みだ。               



固定の販売所。時間帯によって、人々の集まる数が違う。お客が来ないときは
もっぱら、日陰でお昼ね。省エネだ。                         



生ゴミと 草が積み上げてある、これは牛様のご飯だ。家で飼うのでなく、ご近所で
ここに残飯を運び、牛が食べる。この仕組みは、幹線道路であろうが、広場であろ
うが、何処も同じ。だから幹線道路では中央分離帯に、牛が寝ている。食べたくな
ったら、道路を横断して歩道側の積み上げられた食料の所の行く。その度に、交通
が止まると言うわけだ。スコールで出来た水溜りの水を飲む牛様。         



天文台にやってきた。と言っても山の上でなく、日時計等が設置してある公園だ
月と日を示す建造物から、緯度経度での時間を計るもの等いろいろだ。    



左写真の斜めの台は、低いほうから 目線を高いほうに向けると、(中央の写真)その先に
北極星が見える。右写真は、現在時刻を表す日時計。標準時との差が23分あるので、影
の表示時刻とあわせると、ちょうど現在時刻になる。                      


    

星座毎に日時計がある。それぞれ設置してある方角が違う。ちなみにこれは、みずがめ座だ。


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