《ぶらり旅》

水の都とガラス工房の べ ネ チ ア その1


ベニス(英語名)は117もの島の間を、150程の運河が張り巡らされ、橋も400を超える
まさしく、水の都だ。優れたレース編みや、ガラス細工でも知られている。人口8万人で
かっては、東西貿易の中継地として栄た。そして、狭い運河を ぬう様に走る、ゴンドラ
は、ベニスの代名詞と言っても過言ではなく、伝統を現代まで守り続けている。   



ベネチアの北、トレヴィソの街 にあるホテル。広大な庭園 を持つのはいいが、門を入り
バスプールまで進み、降りてからが大変。そこからまだ、石畳の道を100m程進まないと
玄関に辿り着かない。ポーターなしだから、ケース引きづるのは大変。乗用車のみ玄関
近くに行ける。わざと庭園を見ながら 歩かすのが目的か。日本の道路は段差がない様
に、アスファルトや 隙間のないタイル等での仕上だが、イタリアは 石畳が普通で、隙間
はあって当然なのか。日本なら ゴムマットを通路に 敷くなりするのが、当たり前。以前
中国で新築の駅舎 通路が、トランクの球がはまり込む隙間のタイル施工を思い出した
日本は色々な面で素晴らしいと、改めて思う。でもホテルの設備サービスは良かったの
で、仕方ないかな。                                         



ホテルから、ベネチア港へ向かう道路沿いは畑が多い。驚いたのは、ま直ぐに等間隔で
植えられた作物だ。5日間 イタリアを観光し、受けた印象は、ルーズ と まあまあの世界
それが、ここでは、きっちりしすぎている。理解できない。                   



港に着いた。立体交差にモノレール。インフラは進んでいる。向こうには、大型客船が
何隻も停泊している。それに、小舟の多いこと、ひしめいている。            



イタリアは総じて、駐車場が無い。ちょっと広めの道路が、バス降り場となる
だから、どこでも歩け歩けとなる。足腰の弱い人は、ツアーはダメ。人だかり
のしている所がボート乗り場。サン・マルコ運河から、観光スポットに向かう



なぜ 小型ボートなのか、豪華客船の客は、分散するために、少人数のグループで
行動する。そのため、4〜50人乗りのボートが重宝される。乗り場は、ひっきりなし
に、ボートが発着するが、観光客が多いため、長蛇の列で待たされる。       



ボートから見た陸地の建物は、水の中に浮いているように見える。ドゥカーレ宮殿
昔、提督の低宅 兼政庁だったものや、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会等だ。



大型のクレーンがあちこちで動いている。右端には、これから行く、サンマルコ広場の鐘楼が見える



船着場近くにやってきた。このあたりは建物が密集しているようだ。



ボートを降りた所は、広場から離れているため、向こうに見える鐘楼に向かって行進だ
運河に架かる太鼓橋を幾つか越えて、ドゥカーレ宮殿までたどり着いた。       



お面や小物を売る、露天商がずらっと並ぶ。船着場の向いに浮かぶ島には、サン・ジョルジョ
・マッジョーレ教会が見える。「最後の晩餐」の名画が有名。                   



宮殿と運河を隔てて石牢があり、2階部分に、渡り廊下がついている。「ため息の橋」と呼ばれ
牢屋に送られる囚人が、最後に見るベネチアの風景に、ため息をついた、ということから名前
が由来している。そして日没時にこの橋の下で、キスをしたカップルには、永遠の愛が約束さ
れると、言い伝へられている。                                      



左の写真の2本の石柱は、宮殿の角を左に曲がると、奥にサン・マルコ広場があり
そこから海側を見ると、玄関口としての 小広場に建っている。1つは守護聖人テオ
ドール、そしてベネチア共和国の紋章である、翼を持った獅子がてっぺんいる。右
の写真に、サン・マルコ寺院が見えてきた。                       



高さ96.8mの鐘楼、ベネチアを一望できる。頂上には、ガブリエル大天使像が飾られ
風向きで、回転するように 出来ている。右の写真は、時計塔。ここにも獅子がいる。



聖マルコを祀る、ビザンチン建築の、サン・マルコ寺院。金が施されたモザイク画が目を引く
正面中央のドームの上には、ベネチアの守護聖人、聖マルコの像が。その下には翼のある
獅子が金色に輝く。寺院内部にも、金色に輝くモザイク画や宝石を散りばめた衝立がある



広場には老舗のカフェテラスがあり、のんびり、景観を楽しめるようになっている
広場を抜け、細い道を歩いて、ガラス細工店に向かう。               



店内に入った所で、実演を見せてくれる、熟練工の腕にかかると、あっという間に・・



2回建ての展示場に、所狭しと並べられた、芸術品の数々。言葉はいらない。


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