《ぶらり旅》

台  北

今回の台湾は、「マンゴーを食べる」が目的で訪問した。友人の知り合いが台南の
玉井で「マンゴー果樹園」をしている、と言うので、友人に同行させてもらった。  
と言う事で、「食べる」が主体の旅で、今までとは 「趣が違う」 ぶらり旅になった。
日程は、到着の翌日、台北でオフ会をして、その翌日、台南に渡り、マンゴー狩りを
して一泊し、八田與一さんの墓参りと、記念園を訪れ、台北に戻るというものだった



1年半ぶりの訪問で、街並みも変わらず、時期的に暑いさなかなので、陽射しも
強くて、建物の軒下の歩道が、歩行者には助かる。土曜日の朝 と言う事で、店
のシャッターも開いてなく、オープンすると、店内から噴出す クーラーの風が涼
をかもして、ありがたいのだが。                             



台風が来ているので、雲の動きと風が、時を経ながら変化していたが、通勤の
光景はいつもどおり、バイクが駆け抜ける、活気を呈していた。        



夕方から、オフ会をするので、それまでぶらっと市内を散歩した。以前行った
行天宮にお参りした。ちょうど読経の時間で、大勢の人がお参りされていた。



懐かしい、赤と黄色の配色が施された天井。供物台には、ぎっしりのお菓子や果物。



入り口の入ったところで、40cm程のお線香を頂き、この香炉に立てました。
立ち上がる煙を、手のひらに取り、体をさすってます。お参りの人々は整列し
敬虔な雰囲気を醸しだして、信仰心の深さが伝わります。           



街中の市場を覘いてみました。たくさんの種類があり、活気があります。



食料品・衣類・雑貨なんでもあります。このフライドチキン、グローブ程の
大きさです。これを紙で包んでもらい、かぶりつく人もあるとか。     



ぶらり歩き の足を紹介します。地下鉄 (MRT) の地上出入り口とエスカレーター
何処も立派なものです。中国の威厳を示す象徴です。そして庶民の足としての役割
から、運賃が約60円です。日本の5分に1です。大卒初任給が、3〜4万円とすると
妥当かとも思えます。                                     


  

地下通路の天井・壁・床どれも美しく、ゴミ一つ落ちていません。改札口前のコンコース
右端の青白く光る部屋が、プリペイドカード購入の窓口です。ここでは老人は優遇され
ていて、運賃は大体半額になります。                             



改札口のカードチェッカーにカードを当てると、運賃と残金が表示されます。1乗車20元
位ですから、500元もプールしておけば、バス・コンビニでも使用できるので、便利です。



バスは道路中央のバス専用レーンを走っています。だから道路幅は広いです
歩行者用の信号機は、秒数がカウントされるので、反対側まで行けるか、バス
ゾーンまでかの判断が出来、便利です。運賃はプリベートカードが使えるので
大変便利です。15元 (約45円)です。右端の青い建物は、キムヨナが滑った
アリーナです。                                      



今夜のオフ会は、衆流素食のお店です。日本の精進料理を食べさすお店です。



玄関を入ったところから、仏像や飾り物が一杯です。「吉祥」「如意」(めでたい兆しが
思いのままに)「年年有食余」(毎年食べ物が有り余るほどありますように)等々。 




「衆流不俗」と添え書きされた墨書と「般若波羅蜜多心経」の額縁



本日のメニュウを書いてもらった、全部で10品



味も食感も本物そっくりの、イカの糸づくり。年輪模様の入ったマグロの刺身
これもまた本物?のふかひれスープ。どれもが,お肉やお魚を使ってないと
は思えない出来栄え!                                



繊維食感まである、ジューシーなステーキ。うなぎの蒲焼と酢豚。



どれを食べても、よくまあ、「似せて作ってあるわ」だった。ただ似ているだけでは
なく、お味もなかなかのもので、想像以上の出来栄えに、感服した。       


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