《ぶらり旅》

台  南

今回のぶらり旅のメーン、台南の「マンゴー狩り」が出来る、玉井郷。そして八田與一
さんの「紀念園区」のある官田郷にたどり着いた。                    



とうとう、台南の玉井にやってきた。「玉井北極殿」と書かれた額束が挙がる
この門は、横断陸橋で、「謝謝光臨玉井郷」 と記されている。この中心部から
少し走ると、辺り一帯「マンゴー果樹園」が広がる。                



お目当ての果樹園に行くには、川底の砂利道を横切って、渡って行かなればならない。



さあ! 着いた。お家の周りはすべて、マンゴーの木。袋かけされた、たわわに実った
マンゴーが重たそうに、ぶら下がっている。袋をはずしたら、甘〜い香りがして最高!
この木で熟したものを、いただけるんです。                         



マンゴーの本場、玉井果樹園の木で熟したものが、お皿一杯に。一口ほおばるや そのお味は
もう〜とろけてしまう、最高のおいしさ。こんなおいしいマンゴーは初めて! お・お・お〜   
右のカップは、マンゴー カキ氷。これを頂いたとき、もう死んでも本望、と思えるほどの、最高の
まだ上の 最・最高! 下にはマンゴー カキ氷、上にはマンゴーとマンゴー ピクルス、マンゴー
アイスクリーム。どれも絶品! 中でも超最高なのが、カキ氷。このカキ氷、マンゴー果汁をその
まま凍らして、シャーベットにしてあるから、端から端まで全部マンゴー。私は10年長生き出来る
思いをしました。持ち帰り出来ないのが、非常に残念でした。                    



写真左は 「土マンゴー」 と言って、自然に生っているもので、緑色で 小粒だから
硬くて食べられない、と思いしや! なんとこれが、甘〜くて美味! この辺りでは
何処にでも生えているので、ただで食べ放題! ここに住みた〜い。写真中央は、
アボガド。左の写真のネットのリング部分の凹みは、ここにマンゴーをはそんで採
る、さすが考えられている、素晴らしい!                        



お昼を食べに、梅峰古道のある山頂近くの、「文川梅仔鶏」 と言うレストランに
行った。オープンテラスの円形テーブルに座り、横の池の鯉を見ていると、何か
落ち着きと穏やかさを感じる風情がある。                       



ここの料理のメーンは、梅が入ったスープで鶏肉を煮るお鍋だ。梅ずっぱさが
程よく、鶏肉と良く合う、抜群においしいスープが堪能できる。他に10品、どれ
もが、素材の味を生かした、美味で 感動するものばかりだ。ボリュームもあり
食べきれない。中でも左上の麺は、見た目より 抜群のお味で、お変わりをした
ほど好評だった。11人でも食べきれず、三分の1は残った。参考までにお値段
は、1テーブルで 2500元、1人 700円と言うお安さ、日本なら、ざる蕎麦1杯の
お値段だから、驚きだ!おいしくて、量が多くて、安い、さすが台湾だ。     



玉井のマンゴー卸売り市場に立ち寄った。あいにくの小雨だったが、お客が一杯
建物の中に入れない生産者は、屋外で、テントや車で商いをしている。     



大きく言って、マンゴーは7種類ほどあるらしい。大きいものや小ぶりのもの
それぞれが、独特の風味を持っているとか。                   



マンゴー、手の平ぐらいの大きさで、1籠1000円程、1個50円! な・なんと!
レイシ、これはとても甘くておいしい。1籠300円程。パパイヤもおいしそう。



台南と言えば、花園夜市。駐車場も満車、人も一杯。流れに乗って歩くのみ




頭から、胸元・背中まで、汗でぐっしょり。祇園祭を思い出した。食べた事のない
ものが、たくさんあり、物色しながら口に運んだ。おいし〜〜〜〜い。      



1930年に完成した、嘉南大川灌漑工事を成し遂げた、八田與一技師の5月8日誕生日を
迎えて、今年、この記念公園がオープンした。                         



八田技師の献身的な偉業に、今も台湾の人々から愛されて、ここに記念公園ができた。



事前申請が必要で、中にはは入れなかったが、雰囲気は感じ取れたし
日本人として、うれしく感じた。                        


 

八田技師のお墓の前から、ダム湖を望む。綺麗に整備され、吹く風も心地よい。
(「台湾U」でお墓参りは、掲上しています)



お昼ごはんは、果樹園の方が、連れて行ってくださった。ここで初めての物を
頂きました。写真上の蜂の子の揚げ物。見た目は、二の足を踏むが、食べる
とサクッとしていておいしい。写真左下の、こおろぎ のから揚げ。1匹5cm位
で、見るからにグロテスクな姿そのまま、みんな食べない! それではと口に
ほおばると、ちょうど 甘えびの頭部を、こんがり焼いたような、香ばしくてあっ
さりした味で、おいしい。私は8匹も頂いた。手前の野菜の炒め物は、龍の髭
普通の野菜の炒め物とは、ちょっと違う感じ。くせのないおいしさだ。     
右のスープは、滋養強壮で、お味はさっぱりっとしてるが、こくがある。そして
飲み物として、頂いたのは梅のサワーみたいな、とても中華にあい最高。 



スケールの大きい詩だ。



台北に戻り、先月開店したという、カキ氷屋「らく楽屋」を激励する為に訪問した。



今回の旅で、ふと目にした「線」を思い出に掲出しておきます。              

最後になりましたが、このぶらり旅 「マンゴーを食べに行く」 を企画し、連れて行って
下さった友人と、その台湾のお知り合い、そして玉井のご親戚の方々、大変ありがとう
ございました。普通では体験できないものを、存分に堪能でき、感謝!感謝です。また
台南まで ご一緒させて頂いた、グループの皆様、お世話になり、有難うございました。

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