《ぶらり旅》

二荒山神社・華厳の滝・吹き割れの滝


鬼怒川温泉から草津温泉に移動する。その道中に三大瀑布の一つ 華厳の滝を訪れた


中禅寺湖から流れる 利根川水系の流出口大谷川にある滝で、落差97m、滝幅7m
堂々たる風格は、日本三大瀑布(袋田の滝と那智の滝)の一つで、年中枯れること
なく、中段部の簾状の十二滝と直下型の華厳滝と織り成す景観は見事だ。    



東照宮の参拝を終え、隣接する「二荒山神社」に向かう。futarasanと発音するが
日光山と掛けてある?樹齢1000年という杉の御神木を有する、伊勢神宮に次ぐ
広大な境内は、どっしりと荘厳だ。                            



境内は広い、大きな杉木立に囲まれて、空気が違う!ギィ〜ンと脳みそが震える



建物の大きさに圧倒される。神様の世界が垣間見られそう



日光には山の神様が(大己貴命、田心姫命、味耜高彦根命)おられ総称して
二荒山大神と称して、主祭神として お祀りしています。ゆったりとした配置で
佇む社は個性的で、独特の様式を表現しており、神社に居る? と思うのが
不思議なくらいだ。これは、本地垂迹(ほんじすいじゃく)と言う、神仏習合思
想の一つで、神々は、実は様々な仏の化身で、日本の各地に現れた権現で
例えば、ここ男体山は大己貴命であり、千手観音の化身と言う具合だ。 



御神木、大きさに目を見張る。堂々として時を経て、今に神の息吹を伝える。
境内を出て、苔むした石垣と 清流が流れる石畳の歩道を のんびり歩く。



華厳の滝の駐車場に着きました。案内板に従い 入り口に向かいます
観光客向けの 華厳滝エレベーターがあり、100m下の「観瀑台」に降り
ます。滝壺の間近から、見上げた滝の全景は素晴らしい。      





滝壷から流れるところは、岩がごつごつしている。これは、太古の時代に華厳滝は
800m程下流にあり、崩れやすい男体山を浸食し現在の位置へと移動したと言う



滝壺から流れる水は、渓谷をつくり、その渓谷にいくつもの小さな滝が流れ込む
観瀑台にある温度計は、15度を示し気温より、少し低い。             



馬返から中禅寺湖の間の、坂と曲がりくねった山越えのこの地「いろは坂」と
言う。これはカーブが48あり、それぞれに「い」から「ん」の名をつけている。
また、この地は「女人禁制・牛馬禁制」と、明治初期までなっていた。そのため
麓に「馬返」の地名が生まれ、坂の途中には男体山を拝む「女人堂」が出来た
昭和中期から順次、登り(第二いろは)と下り(第一いろは)の道路整備も進み
現在のような、渋滞も無い道路となった。坂の途中からは、中禅寺湖も見える。



霧が中腹にかかり、肉眼で見る景色は、広大で当時は凡人の近づき難い
難所であったと推測される。                           



ロマンチック街道(国道20号)を日光から沼田方面に進むと、「吹き割れの滝」
の案内看板に出会う。ドライブイン駐車場から、約500m川沿いに進むと そこに
川面が、高さ7m、幅30m余に窪み、水が落ち込む、異様な光景を目にする。




これは、川下から見た光景。東洋のナイヤガラの滝とも言われている。



滝の川下は川幅が狭くなり、鱒飛びの滝や獅子岩と呼ばれる岩壁群の奇景など
壮絶な景観で渓谷美を楽しませてくれる。                      



旅は次の宿泊先、草津温泉に向かった。夕食後「湯畑」を見に行った。
これは説明しがたく、百聞は一見に如かずである。          


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