《ぶらり旅》

☆ 台東 三仙台⇒花蓮へ ☆



台湾中部の東に位置する、台東は太平洋に面した平坦な、さんご礁の
海洋地形が特徴の、自然豊かな地域である。中でも礫石灘の横にある
三人の仙人が降り立った跡、と言われる足跡 が残る、小さな小島には
夢の世界に誘う、架け橋が架かり、訪れる者の心を温める。      
私にとって、台湾の中で、この地が最高の場所となった、素晴らしい所だ



ホテルの朝は早い!窓からはよいお天気が伺える。



ホテルの周囲には、ヤシの木が茂り、暖かく南国だ。



ホテル前の市街地を散策した。個人の家は鉄格子と金網でガードされており
マンションはゲートがあり、ガードマンが常駐している。共に富裕層なのか?




ホテルの敷地内には、いろいろなお花が植えられている。



早めの朝食を済ませ、三仙台に向かった。途中の道路わきは、台風で流れた土砂が
堆積し、あちこちで、ショベルカーが作業中だった。台風の大きさが伺える。     



山側の道路沿いや、海辺に近い平地には、檳榔ヤシが茂り、穏やかだ。



礫石灘(ラクセキナダ)に着いた。太平洋は広い!目を左に転じると、仙人が降り立った岩がある小島が見える。



「三仙台全区導覧図」が掲示してある。三仙台島へ渡る、八つのアーチの「八拱橋」が描かれている。



遊歩道は小粒の石ころだらけ。礫(つぶて)と言うだけあって、かなりの大きさだ。



拾い上げた石の一部。珊瑚と鉱物の混ざった石。翡翠の原石もあったそうだ。



礫石を踏みしめ、「八拱橋」の傍まで来た。何とも言えない不思議の世界だ。



橋のたもとからの、礫石灘の眺めは最高!この美しさに、しばし立ちつくす感動のひと時!



橋の上から見た、さんご礁の岩肌と、コバルトブルーと白い波の躍動!素晴らしいの一言!



アーチ橋、最初はルンルンで 登り降り出来るが、中ほど進むと足がガタガタ!
橋の向こうは、三仙台島。真ん中に三人の仙人の足跡があると言う岩山がある
台湾には八福神がおられて、一人だけ日本に渡るとき、足を滑らせて 海に落ち
たので、日本は七福神になったそうだ。                        



地球の丸さがわかるような海!さんご礁に打ち砕かれた白波が、とても美しく印象に残る。



カメラの視界はこれだけだが、実際の肉眼に写る景色はすごく、自然の力強さを感じる。



三仙台を後にして、海沿いの道路を北上。花蓮に向かう。



太平洋は広くて穏やかだ!水平線がどこまでも続く。



北回帰線は、北緯23度26分22秒に位置していて、太陽がその真上を通る北の限界
すなわち、この線の北側が温帯、南側が熱帯地域となる。かっては、北回帰線駅が
あったが、利用客が減ったので廃駅となっている。                    



高い大きな塔が建っている。



この塔は中央に空間があり、そこに立つと、体の半分ずつが、温帯と熱帯にある
観光客は両手を広げて、カメラにポーズ!地面には標識が埋め込まれている。



車は更に北上。山越えの道路には、まだ改修工事が進行中のところが、あちこちに。



それでも、木々は芽を吹き、山を緑で覆っている。



やっと花蓮海洋公園までやってきた。花蓮市はもうすぐだ。地図の上のほうに
「太魯閣」渓谷も見える。                               



公園の波打ち際から眺めると、北も南も果てしなく、太平洋がド〜ンと横たわる。


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