《ぶらり旅》

☆ 花蓮 太魯閣渓谷 ☆



花蓮からバスで約1時間ほどの地に、総面積は9万2000ヘクタールの広大な
台湾一の国家公園がある。大理石の山は渓谷が流れ、いたるところに 観光
スポットがあって、風光明媚な観光地である。岩肌は白っぽく、流れる川はス
カイブルーで、岩間から流れ落ちる水は白く輝き、両壁の緑と調和して、一層
のすばらしさを醸しだす。                               



豊かな恵みを与える畑がどこまでも続く。花蓮の郊外にさしかかった。建物が
見えてきた。ゆったりと立ち並ぶ。                          



市街地に入ってきた。屋根にすごい装飾のお寺が見える。太魯閣に行く前に
大理石工場の見学に行く。                              



大理石が豊富に採れるため、この地は加工場が多い。薄く裁断されたものが
膠が塗られ干されている。山済みの大理石。                   



裁断された石の裏側は、布が貼り付けられている。補強と傷防止のためか?



裁断機にかかる前の石。裁断機は、ゆで卵をカットするように、この大きな石を
ダイヤモンドカッターの丸鋸で、一度にスライスする。その轟音はすごい。  



市外を抜け、渓谷のある太魯閣へ。道路の両側は畑が続く。



道路は渓谷美を堪能させて、パノラマを展開する。右端に写っている、垂直に
そそり建つ大きな岩、そして帽子のように、覆いかぶさる木々の緑、白っぽい
川に、淡いブルーの水。どこにでも ありそうな景観だが、ここは清楚さと、ゆ
っとり感があり、何か心が洗われる気がする。                  



ツバメの巣が点在する、岩場の「燕子口歩道」にやってきた。ここからは「九曲洞」まで
歩いての景観鑑賞だ。駐車スペースのない道路だが、このトンネルは日本軍が掘った
そうだ。見晴らしのいい場所を、いくつものトンネルで繋いでいる。           



谷川を抱え込むように、岩肌がそそり立ち、壁面には穴がいくつも開いている。



このような場所は、外敵から防御ができるため、ツバメは巣を作るのかな?
右の写真のように、このような狭いところもある。                



画面中央の下、川面のところに インディアンの横顔の岩がある。額から上の部分
には、木々が生え、インディアンの羽のようにも見える。柵が見えるところは道路で
中央の黒い穴は、岩をくりぬいた「九曲洞」だ。                     



水かさが少ないので、岩がごつごつに見える。滋母橋は総大理石造りで、欄干から
見下ろした川は、自然が作った造形美を見せ付ける。                 



翡翠の原石のような巨大な岩が、ごろごろしている。原石があったとしても、持ち出す
には重機を使う等、かなりの費用がかかるため、自然が保存されている。      



「九曲洞」に着いた。この隋道は風化が激しく、車の進入は禁じられている。
ここ一番 景観が良いので、歩いてなら通行できる。ただしヘルメット着用で




入り口付近から、このように立ち入り禁止のバリケードがしてある。やはり景観はいい!



観光客は縦一列になって進む。水の少ない川は、ごつごつした岩がゴロゴロ!



「長春祀」が岩肌の中腹にあって、東西横貫公路の工事中に殉職した212名が
景色のいいこの場に祀られている。                         


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