《ぶらり旅》

☆ ユングフラウヨッホ その1 ☆



ヨーロッパの最高峰、4158mのユングラウ。この頂を目前で見られると
言うのは、素晴らしい感動を呼ぶ。白銀と、険しい峰、青い空、そして広
がる大パノラマの大自然!自分の存在を忘れさせてくれる。      



インターラーゲンの街からバスで、1034mにあるグリンデワールド駅に
着きました。小雨が降っており、朝早いためか人影もまばら。    



この黄色の電車でユングフラウの北麓にある、クライネシャイデック駅まで
乗ってゆきます。大きな窓の電車です。                   



我々の乗る電車が入ってきました。駅員さんもどこか、ゆったりしています
アルプスと言う、壮大な大自然がそうさせるんでしょうか?       



アルプスと言うと、聳え立つ峰峯だけでなく、山間の村に点在するお家
を思い浮かべてしまう。アルプスの少女ハイジの影響も、かなりあるが
家の回りに、囲いの柵やブロック塀のない、のどやかな風景が 視界か
らはなれず、うらやましい限りである。そこには 共同体を大切にする心
や、自然を愛する心がいっぱいあって、厳しい自然の中で、生活をする
人々のたくましさが、ジーンと伝わる世界だ                



赤い色を実にうまく使いこなしているのには、強い印象を受けた 



車庫とチョット変わった線路。真ん中にもう一本、滑り止めのレールがある
車両の台車部分にギヤがあって、このレールにかみ合って進む    



アルプスの山々が靄っているせいか、返ってふもとの村が、牧草に囲まれて
一際、鮮やかに、ゆったりのびやかに、目に飛び込んでくる         



見慣れない景色に感動しているが、実際雪深い頃だと、生活は大変だと
日本人的感覚で見てしまう                          



アイガーの裾野に雲がかかっていて、頂はまったく見えない。でも、その
スケールの大きさは、実感できる                      



登山客用の道としても使われる、生活道路が並走している。小さな駅もある 



高度が上がると、そこは白黒の墨絵の世界。山頂はまったく靄の中 



電車の大きな窓は、上下にスライド全開する。お客さんの了解を得て
窓をあけて、撮影しすぐ閉める。の繰り返しをしているうちに駅へ 



吹雪いているところでは、この様に何も見え無い 



黄色の電車が着いたところは、2061mのクライネシャイデック駅。アイガー
北壁が目前に迫り、アルピニストや観光客で賑わっています。      



左にグリンデワールドから来た、黄色の電車があります。右にはこれから
乗る、山頂に行く赤い電車が待っています。                



ホーム側からパノラマで見た風景!残念な事に、3970mのアイガー北壁は
雲に隠れて見えません。アイガーの隣には4099mのモンチ、その隣に最高
峰の4158mのユングフラウが連なっています。お天気がよければ、素晴らし
い壮大な景色が見渡せる事でしょう                       



山頂に向かう赤い電車が入ってきた。この駅のホームには、シャキシャキの
雪が積もっており、一面銀世界。なのに寒く無い?薄着の上にジャンバーを
羽織っただけなのに、風が無いので、温かい???            



次の駅までの僅かな間だけ、地上を走るので、このような景色が続く 



この、2320mにあるグレイトスクエア駅から、電車はトンネルに入り
急勾配のトンネルを走り、途中トンネル内の2駅で停車し、3454mに
ある、「ヨロッパの尾根」と呼ばれる、ユングフラウヨッホ トップ・オブ
・ヨーロッパと言う最高峰の鉄道駅に着く。              



一つ目の駅、アイガーワンド駅とトンネル内のホーム。駅には横穴があって
そこには、大きなガラスの展望室があり、外の景色が見られる      



2865mの展望室からの景色!実際肉眼で見ると、圧倒される! 



これは、パノラマ撮影した映像。只々呆然として、ため息が出る 



二つ目の駅。3160m!ここも展望室がある 



ガラス窓からの景色!真近で見る山肌は、とにかくシーンとして静か 



温暖化の影響か?亀裂が発生して、今にも崩落しそう 



このあたりは、雲の上。陽射しが柔らかくてまぶしい 



3454mの山頂駅に着いた、ユング フラウ ヨッホ。ここからエレベーターで
120m上にある、3571mのスフィンクス展望台に登る           



フロアには、沢山の観光客がいる。日本から運んだという郵便ポスト
がある。ここに投函すると、約1週後に日本で配達される。このような
通路でそれぞれの施設が繋がっている                



エレベーターに乗って、3571mの展望台についた 



このド迫力!表現する言葉が出ない。地上3500mの世界 



時折吹く風に、粉雪のように舞う雪原の雪。露出したほっぺたに触れるが
寒く無いから不思議。最高のおいしい空気を、胸一杯吸う事が出来た 


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