《ぶらり旅》

☆ ロマンチィック街道 ☆



ヴュルツブルクからフュッセンに続くロマンチック街道のかかりにある
ハイデルブルクとローテンブルク。ファンタスジックな、お伽の世界に
迷い込んだような、赤レンガの屋根と、木組みの美しい家が建ち並ぶ
昔のまま保存され、今尚、人々が生活の場としている街並み。歴史の
違いか!日本との意識の違いを知らされ、新たな発見であった。  



アルテ・ブリュッケ橋に行く道は、外はまだ雨が降り続いており
窓ガラスが雨粒で濡れ、景色もぼやけていた         



ネッカー川に架かるこの橋は、王の名前をとって、別名カールテオドール橋
とも言い、初めは木造だったが、幾度かの火災や洪水を経て、石造りの橋
に架け替えられた。この橋の手前にはブリュッケ門がある        



橋の中央から見た、塔があるブリュッケ門。ここを通り抜け、山を登ると
ハイデルベルク城がある。昔この塔の中には囚人が入れられたとか



橋の袂の街並み。赤・茶・オレンジ・ベージュと暖色系の色調で優しい
心温まる建物の外装は、緯度の高い国ならではの工夫か      



橋の中央には、カール テオドール王の石像が、足元に4つの川の守護神
を従えて建っている。ブリュッケ門の袂には、お猿さんの銅像があり、この
お猿さんは、顔の部分が空洞で、人が下からもぐって仮面を被った様な姿
で記念撮影できるようになっている。しっぽのカールしている所に、王の石
像が見える                                   



橋の上からの眺め!やはりどこか寒さを感じる。山の上にはハイデルベルク城が
見える。山はまだ雨雲に覆われている。良いお天気に越した事は無いが、こう言う
現実の風景も、そう経験できないから、また楽しからずやだ            



街の建物は、どれも個性を強調していて、見る者を厭きささない。真ん中の
写真の建物は、昔は騎士の家で、今はホテルになっている。       



広場のある建物の一階は、お土産物やさんが並ぶ。石畳の石の数が
一体どれほどあるかなと、しょうも無い事を考えてしまった     



広場の一角には、ばら売りの野菜果物が売られている。りんごを買った
ウワオー!シャキシャキした、甘酸っぱいリンゴの味、子供の頃の味で
あった。 一個からでも、好きなだけ買える、トレーやラップがない。大き
さもまちまち、でもポリ袋に入れてくれた                 



バス待ちの広場からは、ハイデルベルク城が見える。左側は現在修理中



街中を歩いた。看板の中には、槍を持ち鎧を着た騎士もある。右の写真は
目抜き通りをチョット入った、学生専用の牢屋、悪いことをした学生は、ここ
に入れられたとか、遠い昔のお話                       




道路は、いろいろな石の組み合わせで、無表情なアスファルト道路に
慣れている私には、何だか人の温もりを感じるのだった。地面が石の
間から息をしている様にも感じられた                  



ローテンブルクの聖ヤコブ教会にやって来た。すごく背の高い、大きな城壁!



小さなくぐり門から中に入ると、城壁の内側には回廊があり、城内には
壁色が、色とりどりの建物が立ち並び、それはそれは満足!     



回廊を歩いて見た。思っていたより広く、屋根に使われている木材も
長い年月を経て、乾燥していた                     



回廊から見た街並み。この建物二階の造りがとても素敵!



街中をゆったり歩いた。窓にはお花がかわいらしく飾ってある。小さい
広場の前のレストランで、昼食をとった                 



実に美しい、シンメトリーな構図の木組みの家。4階建てになると荷物の
運び方もこのように ? そう屋根に取り付けた滑車で、ロープに籠を結び
日本なら、焼き芋ちょうだい! なんて窓から顔を出して、言ってたのかな



どの家も、雨戸が無い飾り窓。入り口はこの様に頑丈に、番地の表示も



ゴシック様式の聖ヤコブ教会。このプロテスタント教会は、14世紀から15世紀
にかけ、市民からの寄付を得て建造した建物で、南ドイツで最も美しい聖血祭
壇があり、5500のパイプを持つ大オルガンと、十二使徒祭壇も圧巻    



建物を出ると、前に広い芝生の広場があり、その向こうにテラスがある



テラスからは、ローテンブルクの街が見渡せる



お店の入り口の上には、このような「看板?」オブジェが飾る。吊り下げ
られている物で、そのお店のグレードが分かるとか           



噴水もいくつかあり、この噴水の蛇口は文字通り、人の口から蛇が顔を出し
舌の先から水が落ちている、なんと気味の悪いものだ、右の写真は全体の
作り。この編の最初にあった建物の前にある、ゲオルク噴水は容積、十万
リットルの街最大のものです                          


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観光の名所だけあって、窓やテラスにはお花が一杯飾ってある



この街並みを見ていると、ロマンチック街道と名前をつけた意味が
良く分かります。他の街も個性豊かだと、想像出来ます     



マルクト広場にある、昔市参事会員専用の酒場の建物、三階には大時計と
長針が12 をさす時刻になれば、窓が開き人形が出て、ワインを飲み干しま
す。この人形は昔この街を救った、ヌッシュ市長で伝説的史実を伝えてます



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