《ぶらり旅》

☆ カイロ その2 ☆



この写真合成じゃないんです、実は道路のすぐ傍にピラミッドはあるのです
ですから、先ほどは、近くなので大きすぎてカメラに入りきらなかったのです




お買い物は、物が豊富でお安い、との添乗員の言葉に乗って、貴金属店に
やって来ました。旅行会社が品質を保証すると言うので、私もお買い物しま
した。ここでしか買えない、旅の思い出になるものを・・・世界中何処も偽物
が横行しているご時世、後で後悔しないように・・・             



「お客様は神様です」 エジプトでは休憩の椅子は、ファラオの椅子です
見た目は、本物に比べちゃちですが、とても色合いが良くて気分がいい



郊外に近づくと、そこは普段の生活の場、ゆったりしています。物資搬送の
小型トラックが目に付きます。                          



家屋がなくなり、ナツメヤシの林が、道路沿いに続く様になりました



ナイル川デルタ地帯の、メンフィス・サッカラ・ダハシュールにやって来た。
ゲートで切符の購入。右から警察官(制服は厚地のネルで、夜の冷え込み
に対応してるとか、昼間は暑つそう) 現地ガイドのアブドさん、現地の監視
員、その横で下を向いて、何かしている人が、内務省のツアーに添乗する
ハンサムなお役人、サイドベンツの裾から、38リボルバ・オートマチックの
グリップが見えます。                              


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ダハシュールの屈折ピラミッドです。建設当初は下の段の角度で造るつもりが
財政難?で途中から角度を変えられたためとか?いえいえ!このピラミッドは
スネフェル王が造った2番目のものです。最初のは51度ありましたが、崩壊し、
ついで54度で造りましたが、49mまで来た時に、危険と判断し43度に変更、高
さ101mで完成説、王が病気になり、急いで完成する必要から説、 まだまだ、
上と下エジプトの合体を現した説・・・どれも定かではないが、最初に四角錐の
形にしたピラミッドとして、意義のあるものです。                 



スネフェル王が造った3番目のものです。43度の二等辺三角形で、これを
真正ピラミッドと言って、後のクフ王のピラミッドに繋がった重要なものです
石材が赤い色をしているので、赤いピラミッドと呼ばれています。     



それでは、赤いピラミッドの中に入り、パワーを頂いてきます。階段の
途中に監視員のおじさんがいます。この登り!と思うのはまだ早い!



腰をかがめて、急なスロープを下ります。滑り止めはありますが大変
両脇に手すりがあるので、何とか降りられます。私は後ろ向きに降り
ました。神秘の世界に行くので、我慢できるのですね!      



下から入り口を見上げたものです。観光客がいるため、明かりが見えません
降りきると、今度は横に通路がありました。                  



横の通路を出たら、そこは高い天井のある空間です。やっと体を伸ばせます
天井は三角屋根のようです。重力軽減の間でしょうか?           



大きな空間でしょう。屋根の一番上に横穴があります。そこへは櫓が組んで
あります。登りきった所にまた横穴です。                    



横穴を進むとつきあたりで、また大きな屋根があります。その空間に
玄室でしょうか、王がここで眠ったのでしょうか?ポッカと中央に窪み
があります。                                



外に出てきて、傍で見ると、確かに赤い色をした石です



メンフィスに移動。ここは古王国時代の最古の首都として栄えたが、今は
小さな村になっています。まず、ラムセス2世博物館に入ります。    



ど真ん中に、ラムセス2世の巨像が横たわっています。2Fの回廊から全体を
見られるようになっています。                           



非常に整った美しい顔をしています。花崗岩で出来ており、磨き上げられた
表情は、見る者を引きつけます。                        



博物館の前の広場を奥に進むと。遺跡の土台が残っています



アラバスター製(半透明で縞目がある大理石で、雪花石膏とも言う)の
スフィンクスがあります。低い土地にあったので、現在の地面まで持ち
上げられています。穏やかな表情が印象に残ります。        



一番奥にも、ラムセス2世の立像があります。先ほどの博物館内の
像も、このように立って、人々を見ていたのでしょう。        



田舎町の風情をカメラに収めました。砂漠が国土の大半を占める国ですから
オアシスと言えども、乾燥地帯である事には変わりありません。       



またナツメヤシのある道路を進み、サッカラに向かいます



エジプット最古のピラミッドである、ジョセル王の階段ピラミッドのある所に
やって来ました。他のピラミッドもそうですが、傍には葬祭殿が一緒にあり
ます。ここにも立派な遺跡が、聳え建って迎えてくれました。       



入り口を入ると、大きな柱の列柱室があります。柱には絵文字はありません
が、壁には魅惑的な彫刻があります。                     



列柱室を抜けると、広〜い庭に出ます。周囲は城壁跡が残っています
これが、ジョセル王の階段ピラミッドです。世界最古の石造建築物です
これは、レンガを積み上げて造られており、東西121m、南北109m、高
さ60mあります。6段の階段式になっています。当時は台形をした長方
形の墳墓だったのを、四角形のものにした、最初のもので、ピラミッドの
基礎を作ったものです。今回のツアーは新しいピラミッドから、最古のも
のへと、順序を逆に見て回ったので、経緯が良く分かります。クフ王のも
のがピーク時のもので、その後考え方が変化し、ピラミッド建設も衰退し
て行きます。                                  



城壁の上から見晴らしがいいと言うので、登りました。階段横にはピラミッド
の地下に通ずる?トンネルがあります(調査中)               



乗り物代わりのロバがフェンスに繋がれていました。暑い中可愛そう!
でも本当に我慢強いんですね。                      



農村から都会に移ります。ロバから単車そして乗用車に変わっていきます



大通りの車道に羊の群れがいます。真横を車がよけて通っています
川沿いにも高層ビルが立ち並んでいます。              



高架道路もユニークならば、街中の道路の中央に広いスペースがあるのも
素晴らしい事です。                               


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