《ぶらり旅》

☆ カイロ その1 ☆



首都カイロの旅の最初は午前4時ごろの車内朝食から始まる
3種類のパンにケーキとバターにチーズだけ。さて飲み物は?
何にしようかな?コーヒーかジュースしか、仕方が無いね。 



5時半、ギザ駅到着。まだ真っ暗!ジャンバーを着込んでホームへ



改札口には、兵隊さんが数人でチェック。外には黒いスーツの私服が
沢山!遠巻きに制服の兵隊さんが警戒!物々しいが、もう慣れている
ので気にならない、みなさんおしゃべりに夢中!感謝!       



観光客がバスに乗り込んだら、私服組みの幹部?が集まって「終わったネ」
としゃべっているのかね。でも下っ端の私服は警戒に従事、いずこも同じだ



一旦、トランクや持ち物を置くため、ホテルに入った。市街のど真ん中に
あるため高架道路が入り乱れ、そこに見えている、ホテルに行くのにも
前・後・右・左とホテルを見ながら、ぐるぐるまわり到着。なんでこんなに
ややこしいのかと尋ねると、先に高架道路が出来上がる、それからどう
通行規制するか考えるからだと?そんな事は無いとだろうと、反論すれ
ど、「ここはエジプトです、大雑把なんです」との答え?不可納得   



セキュリティの玄関を通過すると、トナカイとサンタさん・雪ダルマ君の
お出迎え。そうなんです!クリスマス・バージョンになっているんです。



ロビーは、茶色で統一し、白のアクセントで、落ち着いた雰囲気を
醸し出しています。大理石の美しい色が印象に残りました。  



コメントするまでも無く、一つづつに個性があって、並べてしまうと、目移り
しますが、個々に見ると飽きないものばかりです。長床机の唐草文様や、
額に入った文様は、エジプトならでは!ですね。現物はとても素敵でした。
             



淡いベージュ色の廊下は、間接照明で柔らかです。部屋は三角に
つき出していて、そのスペースに椅子が置いてあります。テラスの
ドアが全部写る大きさの、鏡がついています。           



洗面台にトイレ。ドライヤーに100Vコンセント、トイレは洗浄器が別に
ついています。日本式のウオッシュレットは、今海外で評価が高く導入
される所が増えているとか!日本は各家庭にあるからすごいですね!



ホテルを出て、カイロ近郊にある、ギザのピラミッドを観光に出かけます
カイロ市内の朝は、まだ靄に煙っています。地理的には、ナイル川の東
側に新市街、イスラム地区。オールドカイロがあり、西側にギザガありま
す。ホテルのある新市街は「カイロのへそ」と言うタハリール広場を核に
四方八方に道が広がっています。                      .



さすが、アフリカ大陸最大の都市だけあって、エジプトの人口7000万の1/4が
住んでいます。地理的には、屋久島と同じ緯度です。ファラオ王朝時代とギリ
シャ・ローマ時代、西洋と東洋、キリスト教とイスラム教、のそれぞれが混在し
共存する、温かで親しみやすい人々のすむ街です。              



ギザの3大ピラミッドの中でも一番大きい、クフ王のピラミッドです。これは
4500年前の古王国時代に造られました。どの段も石の高さは水平に揃え
られています。想像していたものより精巧でした。だから、今日まで残って
いるんですね。真ん中が入り口ですが、その右下に、盗掘の入り口が開
いています。現在は中には入れません。                  



中央から右を見たところです、かなり表面が崩落しています。当時は
この上に、化粧石が嵌められていたのか?だとすると、圧巻だったろ
うと、勝手に思いを馳せてしまいました。それから、ここの化粧石は、
昔、カイロの市街地の舗装に使用されたとか!?ムウウ〜     



左側には、階段がつけられ、入り口まで登れます。その位置から眺めても
かなり高く感じられるので、頂上は気の遠くなるほど、高いでしょうね。大き
さは、1辺230m、高さ146mの黄金比です。傾斜角度は51度52分です。



バスの停まっている所から、写しました。それでも写りきりません
人間の大きさに比べ、ピラミッドの大きさが分かります。     



隣にある、カフラー王のピラミッドです。頂上付近に化粧石が残って
います。全体が覆われていた当時は、光り輝いて、見事だったでし
ょうね。駱駝に乗ってピラミッドを背景に、写真を撮ってくれます。又
は腕を頭の上に伸ばし、親指を下に向けて、指先が頂上に触れる
ように、ローアングルで撮影すると、楽しいですね。大きさは、1辺
215m、高さ143.5mあります。                   



その隣に、一番小さいメンカウラー王のピラミッドがあります。1辺108m
高さ66.5mです。この3つのピラミッドは、メンカウラー王の、お父さんが
カフラー王で、そのお父さんが、クフ王です。何故孫のピラミッドが小さ
いのか?諸説ありますが不詳です。考古学者でない、天文学者は星座
を現しているとか、ナイル川を天の川に見立てると、3つのピラミッドは
オリオン星座の3つの星に位置するとか。大きさも、それにあわせてあ
るとか。高度な天文学が発達していた、文明国だったから、そうかも?



それではいよいよ、カフラー王のピラミッドの内部に、降りていきます
カメラ持ち込みは禁止です。急なスロープと蒸し暑さ、人が入るので
「湿気」と、僅かな「かび臭さ」。遺跡を壊さないかと心配になりました
入り口は、身を屈めて進みますが、思ったより内部は広いんです。地
上にある、すごい重量を受けても、潰れない構造の技術に、ただただ
感心と、造られた年代を合わせ考えて、驚嘆しました。       



駱駝に乗って、30分砂漠を歩く事も出来ます。ピラミッドを背景に
記念写真を撮るのも、いいですね。                 



駐車場の傍らには、おみやげ物屋が並びます。買い物上手の腕の
見せ所です。私もいくつか買いました。                



離れると、3つのピラミッドが一緒に見られます。アスファルト道路が
1本走っています。靄っているので、地球が丸く見えます。    



広大な砂漠が広がっています



エジプトと言えば、誰もがこの景色を思い浮かべる場所です。今、目の当たり
に見ています。右にクフ王、左にカフラー王のピラミッドを背に、スフィンクスが
腰を下ろしています。カフラー王のピラミッドの参道に、王墓守護のためにいる
のです。顔は カフラー王で、体はライオンと言われています。高さ20m、全長
は57mあります。                                  



スフィンクスの左には、葬祭殿があります。この中から、スフィンクスの
傍まで、登り坂の通路が設けられています。              



左は、ガイドブックには乗ってない角度からの、スフィンクスです
右はおなじみのものです。石灰岩で出来ています。      



最後に、後ろから見た写真を載せておきます。足元は修復が進んでいます


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