《ぶらり旅》

☆ アブシンベル その2 ☆



ホテルの前の道から、ガイドさんが、5時ごろ朝日が拝めると言うので
行きました。早朝は防寒具が無ければ、寒くてじっとしていられません
そこは、神殿の裏山の右側に、登るのが見える位置です。結局6時頃
に見られました。お陰で体はすっかり凍えてしまいました。神殿の船着
場に客船が停泊しています。日の出を見た後、神殿に上がる行程だと
思います。きっとラムセス2世は、まばゆく輝いている事でしょう! 



陽が昇ってきたので、辺りが明るくなりました。ホテルゲートの前の道と
玄関です。王妃の名前の、ネフェルタリ・ホテルです。          



このホテルは、バンガロー風で、平屋の長屋です。高層ビルに無い良さが
あるかな?大地に足をつけて、木々を見上げられるのはいいですね。 



手前の建屋が私の部屋です。遊歩道の木々の間から、朝日が輝いています



部屋の中から外を見ると、木々がいっぱい。ガイドさんから、ヤモリは怖く
無いので安心してください・ドアを開放すると、虫が部屋に入るので。と、
前もって説明がありました。それくらいは、なんとも無いのですが、もっと
困った事がありました。私の部屋に欧州人のご夫婦が、鍵をあけて入っ
てこられたのです、お互いびっくりしました。マスターキーでもないのに、
こんな事あるの?早速ガイドさんに言いましたが、「言っておきます」の
一言だけで、後は 何も返事もありません。要するに、エジプト人 は、
大雑把なんですね、何事につけても、日本の良識は通用しません。 



プールのあるテラスから、ナイルを見ました、とても穏やかで素敵です



ロビーにあった調度品です。木組みがきっちりとしてあります。一概に
大雑把とは言えないですね。円テーブルの表面は、縄による装飾です



ベッド横のマットです。非常にシンプルですね。見る人の想像で何にでも
変化できる、楽しいデザインです。怒った顔?笑った顔?・・・・・    



さあ!それでは又、コンボイでアスワンに戻ります。集結場所には沢山の
バスがすでに集まっています。今日は10時出発だからです。と言うのは、
大半のバスは、5時ごろにここに着いて、神殿を観光して 即帰るからです
何故かと言うと、ここのホテルは1軒だけで、宿泊料が非常に高いのです
だから欧米人は、3時に出発であっても、この行程を使うのです。日本人
の方が変わっているんです。そう言えば、ホテルであった欧米人は、身な
りからして裕福そうか・老齢の方達でした。この広場の外周には軍が配置
され、広場のあちこちにも、指揮官風の軍人が沢山います。      



出発時点では、40台目ぐらいだったかな?でもドライバーはどんどん
前のバスを抜いて、突っ走ります。私達のドライバーは、同じホテルで
泊まっているので、体調良好!向こうから車が来ないので、常に対向
車線で、猛スピード!!!                         



右の山は、ピラミッドでは無く、自然が作った砂の山です。



見張り台・監視ボックス・検問所、常に銃を構えて警戒しています



この検問所は、砂の入ったドラム缶で、通行道路の規制がされています



走る!走る!とにかく先頭の軍の車両が猛スピードだから・・・砂の塊が
あちこちに点々と、砂粒が非常に細かい!                



アスワン・ハイダムに到着しました、しかも1番で???ダムからは
送電線が延びています。                        



1970年に完成。長さ3600m・高さ111mあります。ダムの上は2車線の広い
道路が走っています。古代より ナイル川の氾濫で、多くの災害がありました。
このダムのお陰で、氾濫を防ぎ、国内の電力供給を安定させ、国力の増進に
寄与したと言われています。その反面貴重な遺産が、水没しました。アブシン
ベル神殿のように移築で、姿を留めているものもあります。当時莫大な費用が
いったので、世界銀行に融資を頼んだが断られ、結果スエズ運河を国有化す
ると言う、強行策で作り上げたと言う、歴史に残る偉業とされています。   



放流側の景色です。ナイルの水の色は、本当に青く美しい



パノラマで見ます。左側に発電所があります。



それでは、道路を横断して反対側を見ましょう



なみなみと水を蓄えています。この偉業を成し遂げた、当時の大統領の名が
ついています。ナセル湖です。アブシンベル神殿の前まで繋がっています。



途中昼食に立ち寄ったホテルで、シシカバブーをいただきました。ホテルの
ロビーは、。白地にピンクでお星様etcのデコで楽しいですね。      



ホテルの庭からは、超素晴らしい景色が、展開しています。



カイロ駅5時発の列車に乗るため、時間がまだあるので、パピルスのお店
に行きました。作り方を説明してくれました。パピルスの茎を一定の寸法に
切りそろえ、緑色の皮をむき・木槌で叩き・お蕎麦を伸ばすように、ローラー
で平たくして、水に漬けます。長時間漬けた程、茶色見が増します。それを
絣模様に重ねて行き、1枚のシートにして、圧縮盤で固形させます。   



これが、大きなパピルスに描かれた芸術品です。ちなみにお値段は
画家により違うのですが、これだと、ウン万円します。        



アスワン駅に着きました。夕焼けが建物の屋根を照らしています
大時計の下に、王様だけが使える、楕円の輪「カルトゥーシュ」が



駅前から街中の眺めです。高層ビルは見当たりません、ゆったりしてます



発車までの時間待ちに、付近を歩きました。香辛料のお店が多いです
シシカバブーみたいなものを調理してます。               



ここは、ドライフルーツと香辛料のお店。駅舎の中にも展示されています



カイロ行きの列車。ホームも綺麗です。私達はカイロの手前のギザ駅で
降ります。寝台列車で約12時間半の旅です。              



1部屋2名です。1人で使うには充分です。ドアの内側にミラー、その横に
照明・音楽のボタンに、呼び出しボタン。ソファーを倒すとベッドになります



壁付けのパネルを開けると、洗面所に早代わり。コンセントがついています
通路は絨毯敷き、たまたま窓のカーテンが破れています。         


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夕食は客車付きの客室乗務員?が運んでくれます、航空機と同じです
飲み物は 有料で、注文を聞きに来ます、ベッドも 作ってくれますので、
1$ぐらいのチップは・・・お味は?まあまあですかね!        


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