《ぶらり旅》

☆ アブシンベル その1 ☆



朝ベランダで、胸いっぱいに、おいしい空気を吸って、ナイルを見ました
私も各地を旅してますが、この景色は私には、忘れられないものになる
でしょう。広がりとゆったり感が、言葉では表現できないものがあります


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180度のパノラマは、値千金です。言いようがありません(右へスクロール)



夕日鑑賞のベランダからのビュウ、これまた素晴らしい



昨日の夕日の景色にも負けないくらい、朝の景色もすばらしい!



緑に囲まれた、ホテルの概観は、リゾート気分を演出してくれる表情です



お庭に咲いていた、お花を適当にカメラに収めました



アブシンベルへ向かう途中、岩の亀裂が原因で、切り出しが中止になった、
「切りかけのオベリスク」を見に行きました。長さ41.75m・重さ1.152tの、完成
していれば、エジプト最大のものです。                     



先端部分から見たものと、足元から見たものです。材質は赤色花崗岩です
当時の技術のすごさと、携わった人々の熱意に、脱帽します。切り取る事も
至難の業なら、持ち出し運ぶ事も、機械の無い当時の様子を考えると、 又
コメントのしようがありません。とにかくエジプト人はすごい!       



エジプト人のお墓です。現地大手観光会社のバスです。



アブシンベルに向かうには、ここ旧のアスワンダムを渡ります。ハイダムは
ここより10数キロ下流にあります。でも、かなり川幅が広いので、貯水量は
一杯です。水門が閉まっているところは、地面が出ています。       



旧のダムの堰がありました、水位の段差があるのでしょうね



ナイルの東岸沿いにひたすら南下、もうこの辺りは砂漠です


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蜃気楼がものすごい規模で、出現してます。写真では分かりにくいですが
地平線一帯に水面が延々と広がっています、見ごたえがあります。   



途中に検問所がある以外は、何もありません。黒いアスファルトと砂原
だけです。ここも一直線に道路が走っています。            



アブシンベル神殿に着きました。前方の砂山が神殿の後ろに当たります
中央の階段は、下の船着場からの参道です。              



駐車場からゲートを通り、この向こうにある神殿の正面に出ます
角っこまでやって来ました。ここを過ぎると、神殿にご対面です。



見えました!写真で見た事のある、大きな石像が4体あります
3時を過ぎていたので、太陽はそそいでいません。早朝の日の
出を見て、その後来ると朝日に映えた神殿が見られます。 



しかし、でか〜〜〜い!人の丈が、顎鬚の長さ位ですから。この神殿
が水没している場所から、この地に移設されたのです!       
ブロックごとに、のこぎりで切断され、クレーンで移動し、再建築されま
した。ユネスコを中心に、世界の善意で、成し遂げられました、当時の
技術を結集した人間の業を、目の当たりに見て、方や一部地域で戦争
が起こっている世界と、この平和事業との、段差に憂いながら感嘆しま
した。                                     



高さ20mもの巨大な、ラムセス2世の座像が4体あって、1体は完成7年後の
大地震で 崩れ、足元に頭部が 倒れています。中央入り口の上には、太陽神
ラー・ホラクティ神が 祀られています。その左右に、太陽神に真理・正義の女
神アマトの小像を、王が差し出しているレリーフが、刻まれています。    



入り口から、真っ直ぐに大列柱室があり、通路の両脇には、8体のラムセス王
の巨像が並んでいます。その奥には、至聖所があり、そこにはプタハ神(死の
世界の神)・アメン神、そしてラムセス王、ラー太陽神が、同じ大きさで、並んで
座っています。これは王が神である事を示すものです。そして年2回の春分と
秋分の日に、朝日が神殿内の至聖所まで差込、プタハ神を除き、王を中心に
両脇の神を照らすように設計されています。ですから、真東に向いているので
なく、少しずらして建てられています。上エジプトと、下エジプトの2つの王位に
ついたラムセス王は、力を誇示するためにも必要だったのか、また壁面には
ヒッタイトとの戦いで勝利を得た、ガディッシュの戦いの場面が、レリーフで刻
込まれています。強い王を印象付けるものです。4体の内この像が一番精悍
で素晴らしいと、私は感じました。                         



大神殿の横50mの所に、小神殿があります。ここには大神殿で祀られている
主神に対し、その他の神々と、王の愛妻「ネフェルタリ」を同格で祀ってありま
す。200数十人の妻の中でも、お后として特別の存在だったようです。   



この立像が ネフェルタリです。一際流れるようなラインで美しさを表現
しています。内部のレリーフも、美しい王妃だらけです。       



神殿を背にナイルを見渡しています。ナセル湖と命名された美しい所です



アブ・シンベル神殿音と光のショーにやって来ました、足元には誘導灯が



45分間、日本語でのショーの解説付きで堪能しました。カメラでは神殿の
ライトアップしか写らなかったが、神殿の山肌一杯に動画が写され、歴史
絵巻が展開されました。見ごたえのある企画でした。           


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