《ぶらり旅》

☆ アスワン その1 ☆



起床は5時!まだ朝もやとスモッグで、もやってます。早起きの訳は
朝からアスワンに出かけるのですが、観光客は軍が警護をして移動
するため、当日の観光客の全てのバスを、街外れの集結場所に集め
7時出発のためです。朝食は5時半、ロビー集合は6時半です。  



車底写鏡で爆発物が無いかのチェックもします。街中や出入り口には
検問所があって、徹底した監視システムが取られています。これから
観光バスの集結場所に行きます。コンボイと言って、隊列の前後に軍
が付いて、且、各バスには私服の内務省のハンサムな人が、腰に銃
をつけて乗り込み警護してくれます。始めてエジプトにいる実感を持ち
ました。観光を重視するエジプトと政府の対応に感謝です       



アスワンへの道は、市街地を外れると、サトウキビやバナナ・とうもろこし等の
作物畑かナツメヤシの林か砂地です。連なる山並みは岩と砂だけです。  



大河 ナイルは川幅も広く、綺麗な青色が特に目を引きます



1時間程走った所で、軍の管轄が変わるので、コンボイのバス列は止まります
観光客はトイレ休憩を兼ねて降車、道路には立番する兵士が、等間隔にいて
警戒に当たってくれています。                           



ここにも商魂たくましい売り子が「ワンダラー」と言って付きまといます
トイレは有料だから、バスのトイレの方が無料の上綺麗で・・・でも 



途中、ナイル川を渡りました、川にはナイルクルージングの客船が何隻も
連なって走っています。スエズやカイロから、ナイル川沿いの 各地に寄航
し観光します。3泊4日ぐらいが多く4万円ほどです。欧米の観光客が多く
日本人の様に贅沢な観光はしません。例えば日本人は、遺跡のゲートに
デラックスバスを横付けしますが、彼らは船着場から山道を歩いて登って
来ます。でもどこかのんびりと見えます!ちょっと考えますね!    



大都会 カイロ から離れていますので、街中も変わってきます。やっぱり
全体として、ユッタリ感があります。                      



天空の「隼の神」を祀る、ホルス神殿に着きました。ルクソールから約100km
離れたエドフの地に BC237年に建築が始まった遺跡です。巨大な壮麗建造
物として、あまり風化されてなくて、残っています。               


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巨大な城門には、ファラオが神に貢物を捧げるレリーフが一面に彫られています
入り口の左右には、ハヤブサの像が建っています。                



中庭の向こうに、立派な柱で出来た神殿があります。内部の遺跡を保護する
為、ネットが張られています。ハヤブサの神殿も仲間の鳥にはかなわない様
です。この入り口にも ホルスの像が建っています。             



これがホルスの凛とした顔形です。実にボディラインが美しいですね!



神殿内部の壁には、ぎっしり レリーフと象形文字が描かれ手います
どれも非常にラインが美しく、繊細に描かれ、薄暗いですが見事です
古代の歴史を勉強してくれば、もっと楽しめたのになぁ!と反省!



「聖なる場所」です。間口が狭いので順送りに覗きました。内部が暗いのと
体が停止出来なかったので、画像がぶれてしまいました。         



神殿の周囲は、高い城壁で囲まれ通路が設けてあります。壁面一杯に
巨大なレリーフが、ファラオの偉大な業績を示して、描かれています。



神々の名前をガイドさんから、何度となく聞くんですが、すぐごちゃごちゃになって
しまいます。父・母・子と神様も序列があって、とてもすぐには覚えられません。



修復された城壁です。日干し煉瓦でもこんな立派なものが出来るんです



駐車場とは柵で区分されています。ちょっと見難いですが、監視塔があります
その前には、銃を構えた兵士が、防弾盾に身を隠して、警戒しています。参道
の通路には、お土産物屋が立ち並んでいますが、客引きも柵内だけです。 



この辺りの女性は、頭からすっぽり、被っています。男性は長い服です



建築中の家です。柱を建てて、後はレンガで壁を作ります。横に上に
必要に応じて増築していきます。どの家も工事中みたいに見えます



物資の運搬は、ロバが主役です。自然と生活を共にしています


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