◎ 綴 方 教 室 ◎


         娘自慢話 「うちの 華子姫様」

    我が家に数年前から、お姫様を迎えるようになりました。
    お姫様の名前は「華子」 英国系の由緒ある
    スタンダード ブルドッグです。

    今の私には何よりも大切で、1に華子、2にも華子・・・・・
    全部華子の毎日です。なにせ、超別嬪で ブルの荒々しさがなく

    おしとやかで、頭の良さはIQで言うなら200くらいの秘蔵っ子
    姫君なんです。何でそんないい子が、我が家に来たかと言いますと

    家内が飼い主としてのチェックを通ったからなんです。
    そうです、私のような がさつな者は門前払いされますからね。

    ペットが飼い主を選定する時代です、あっ!はっ」!はっ!
    でも、専門家はそれだけ血統の保存に神経を注いでるんです。

    私は かわいければ いいんですがね。
    結果!私が華子に飼われています。目で私を好きなように動かす

    のです、他犬種と違い顔に「しわ」が多いので、その分表情が
    豊かなんです。夫婦喧嘩をしようものなら、大変です。

         二人の間に割り込み、喜びと悲しみ憂いの表情を、見事に
    使い分けます。
    喧嘩の原因は、いつも私が華子に「おやつ」をやりすぎるからです。

    華子も家内に健康管理してもらってるからです。順位は一応私、
    家内、家にいませんが長男、華子、たまに顔を見せる次男です、
    でも家内は別格のようです。

    そして私の言葉・・・単語をよく聞き分けます。内緒の話は聞き耳を
    立てていますから、ごまかせません。会話の内容が自分に関係して

    いるかどうか、常にチェックしていて、都合の悪いことは「知らないよ」
    の顔をして、目をそらしうそぶきます。私より何枚も上手なんです。
    でもそれが可愛いんです。


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