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私は 今まで 「お花が好きだ」と 言ってきた。しかし 退職し 改めて お花と対面することが 出来るようになって はじめて その実態を 少しも 分かっていないことに 気がついた。 そう! お花の名前も 種類も 我が家のお庭に これだけの 種類の お花が 時期ごとに 咲き誇っていたとは 想像もしなかった。 現役の時は 仕事の事が 1年365日 24時間 頭から離れ無かった 為 頭を休めようと 意識して お花を見ているに過ぎなかった。 お花の名前? そう 「カタカナ」 ばかりで 日本に昔からあった お花の数は 少なく感じる? では無くて 咲き誇ってる お花の数が 昔より 何倍もあって 外来種が多いだけ、良く見渡すと 桜、梅、 菖蒲、水仙、菊、皐、牡丹、芍薬、・・・・・ etc あるは!あるは! 今まで何十年 お庭で ボウ!として来た事か その気が無ければ 見えないと言うことである。 人の心と言うものは お花一つを とっても 心無くば 目に映らない のである なんと 人は狭き視野で 毎日を過ごしているか 反省させられるところである。 話を「花の名前」にもどすが 家内は お庭の どこに 何が植わって いて 何時頃咲くか 全部把握しているのには 驚く! HPを立ち上げるので カメラ片手に 5月の半ばから 撮り始めた のである。 月末まで 52品種の お花が我が家の お庭に 咲いていたのである。 予想外の数に 私は驚き 家内の 毎日のお手入れ お水やり・・・を あらためて感心した。 名前も 聞けば 事細かく 説明してくれる よっぽど 好きでなけりゃ 出来まいと思う。そう言えば 買い物の時でも 始めてのお花に 出会うと 持ち主にいろいろ聴いていたような 記憶がある。 人と言うものは 好きなことには 努力を惜しまず すぐに覚えられる と言うことは 人間一応に持っている 脳みそを 使うものと 使わないものに 自然に仕分けているのだろうと思う。 「好きこそ ものの 上手・・・」と言うように 心のあり方に 過去を 反省するばかりである。「何が良くって」「何がわるいのか」これも 視野を広げれば 頭の良し悪しでなく 己の未熟さを 知るばかり である。 「花の名前」 一つでさへ 老いても まだまだ 足りない自分を また知り また 新たに 一歩を進めようと思うのである。
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