《ぶらり旅》

☆ セビリア 編 ☆

セビリアの歴史は、紀元前10世紀に、既に古代王国があったと言われ
紀元前1世紀にローマ帝国の自治都市となった。8世紀にイスラムの元
でさらに発展、13世紀にキリスト教が奪還して今日に至るが、スペインの
素晴らしさは、宗教が転々と変わっても、今までの文化や建造物を破壊
することなく、うまく取り入れ融合さす、包容力が根底にあるからだと思う
町の中心にある、世界遺産「カテドラル」を始め、アルカサルや周辺の遺
跡、街の建物を見ると、一層文化芸術の都として存在する意味が分かる




**********************************

それでは、「ぶらり旅」第四部のぺージをめくりましょう!


朝8時過ぎなのに、まだ明るくない、道路の車もライトをつけている



ホテルの情報を、バスの仕切りはカーテンでなく強化ガラス、なかなか
使い勝手がいい。客室には壁掛時計。今までにない、始めての体験だ



スペイン広場から観光の始まり。ここは半円状に建物が囲み
半円内が広場になっている。始めての雨に足元が大変。  .



半円状の建物を横に引き伸ばすと、これだけの大きさだ。



広場から歩いて カテドラルを見学に行くと言う行程、現地では珍しい程の
大雨?(日本では普通の雨)に、排水溝が追いつかない。想定してない?



道々にある建物、それぞれに歴史を刻み、右のバルコニーは
お姫様が、町の中を眺めたとか、鉄鋲のドアも風雨に耐えて



通路はここも狭い、物資の搬送はどうしているのかな?



目の前に、スペイン最大の世界遺産カテドラルと、ヒラルダの搭が見えてきた。



まづ搭に登るため、南から外周を歩いた。そそり立つ城塞と尖塔が連なる。



カテドラルの南に位置する、「アルカサル(王城)」の赤壁の入り口。



なお、ぐるっと見て回る、本当に規模が大きいことが分かる。



カテドラルを取り囲む街並み。色とりどりで、個性を出している。



ヒラルダの搭の下にやって来た。位置は北東の角、建物の外装はすごい!



カテドラルの内部に1歩踏み入れた、搭に登るのは、ここから
天井にはアフリカから貢物として送られた、鰐の剥製が吊るし
てある。大きなトカゲと思われ、魔よけとして祭られたものか?



搭への登りは、傾斜のある石畳が、延々34階まで続く。かなりの疲労
を伴う、実は馬にまたがり登っていたとの事。だから蹄が滑らないよう
に石畳に刻みが入っている。明かり取りの小窓が、ところどころにある



カテドラルの建物が見える側には、鉄格子がはまった窓があり
尖塔が目に飛び込んでくる、誇れる高を感じさせるには効果的



98mあるヒラルダの搭は、35階の階段で展望台に出られる
この搭の先端には 「信仰の勝利」を象徴する、女神像があり
風によって向きを変える事から、ヒラルダ(風見鶏)と呼ばれた



展望台?には大きな鐘が、幾つも吊り下げられてある。



直径が1m程の釣鐘は、今は電動のワイヤーで動くようになっている。



搭の上から見た、セビリアの街。夕暮れになると白壁
を夕日が赤く染めながら、霞んでいる街の彼方に沈む



搭からの眺望!ぐるっと一回り。これがスペインの息づく街並みだ。



下に降りて、いよいよ、カテドラルの中を見学。幾重ものアーチに
支えられ、建物は 静かに時を刻む、そして訪問者に語りかける。



スペイン最大の世界遺産だけあって、とにかくスケールが大きい
1402年から1世紀かけて建てられた大聖堂で、ローマのサン・
ピエトロ、ロンドンのセント・ポールに次ぐ3番目の大きさである。
大きな天井も アーチの積み重ねで、荘厳で震撼するほど見事だ



建物の中央の大伽藍は、54本の柱で支えられて、主祭壇と聖歌隊席
を真ん中に 左右に小祭壇等が並ぶと言う、ものすごく大きな建造物で
各部屋の間取りも充分な広さで、それぞれの装飾品に釘漬けになる。



この祭壇は、いくつかの1つだが、装飾された鉄格子もすごいが
内部の金がまばゆい、豪華絢爛たる祭壇は、見ていると「生きて
いる自分が 幸せ感を覚える」程、素晴らしいものだ。始め見た時
ペルーの「リマのカテドラル」が、脳裏に浮かんだ。ここは、それを
さらに上まわる規模と純金細工の多さで、圧巻する。当時のスペ
インの財力のすごさを 物語っている。世界に目を向けていたから
こそで、大航海時代の覇者と、なり得た答えは、まだ見つからない



この大きさ!首が痛いがそんな事は、どこかへ行ってしますほど圧倒される



このカテドラルで良く知られているのが、コロンブスの墓だ。4人の
担ぎ手は、スペインの4つの王国を象徴しており、棺の中には遺灰
が収められている。スペインにおける、コロンブスの地位が分かる



見る方に 気を取られ、撮影が疎かになったので、今思うと残念
でも、それほど魅入ってしまう物ばかりで、見学は丸2日必要?



巾5m程の大きな絵が 掛けてあった。薄暗い部屋に上部の天使が
ひと際印象強く、ひと時呆然と立ちすくんでしまった。心が洗われた



超大型のステンドグラス、解説はいらないだろう。「1685年」



飾られてある肖像画の多さが、長い歴史を物語る。



これだけ大きなパイプオルガンだと、響きはズシーンと来るのかな
とにかく広い敷地のため、歩きまわるのに時間が取られ、私にとっ
ては、見るもの全てが、宝物!だが見ていると置いてきぼりになる
ツアーの弱み、撮影するより 見るだけで精一杯、後ろ髪引かれる
思いで外に出た。もし次ぎ来れるなら、ポイント観光で回りたい。 .



カテドラルを出て街中を歩く、どの道も個性溢れる、手作りの石畳



公園の中の、絵タイルで出来たベンチ。この様なベンチに座って
日なが、良き友と語り合えたら、最高の気分と喜びを得るだろう



地面はツートンカラーの小石の石畳とタイルの組み合わせ



レストランの壁に掛けてあった絵皿、ブルーの使い方に個性がある。


スペイン旅行目次に戻る 

「思い出の旅目次へ」