《ぶらり旅》

☆ ゴルドバ 編 ☆

紀元前のローマの支配時から、アンダルシアの中心都市として
8世紀のイスラム侵入後は、ヨーロッパ・北アフリカのイスラム国
の中心として発展。且つイスラム・キリスト・ユダヤの文化を融合
して、世界の中心的存在を示し、スペイン人の世界観の根底に
深く関わった 都市である。観光名所として、メスキータやアルカ
サル、ユダヤ人街と花の小道等がある。それでは、融合文化の
結晶された世界遺産を、これから検証する事にする。     




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それでは、「ぶらり旅」第五部のぺージをめくりましょう!


メスキータとは、スペイン語でモスク(イスラム教寺院)のことであるが
ゴルドバの大聖堂の事を、指すようになった。この地は、元々教会が
あったところで、その跡地に、モスクが建てられ(4段階の増築により)
西イスラム全土で、最も重要な寺院となった。その後カトリック司教区
の教会本部となり現在に至っている。そのため、途絶えていたキリスト
教信仰を取り戻すため、各種礼拝堂や聖歌隊席等の改築がなされた
結果、積み上げられ、融合した文化芸術が、ここに結集している。また
教会自体も、この最も壮大な美が衰退しないように、使命として、美が
真実や善と、人生を享受するための導きとして、神への郷愁を、かき立
てる為に尽力していることに感服。またスペインの顔を見たようである。



これがオレンジの中庭だ、雨が降っていたので、トユからの水が
縦トユがないため、地面の石畳に直接落ちている。雨が少ない
ので仕様が違うのだ。それにしても、滝のようで声が聞こえない



中庭回廊の天井と、古い残存する門からモスクの内部へ。



街を見守る大天使 「聖ラファェル」の彫像が、搭の頂点に飾られている。



建物の外観を演出するアーチも、長い歴史を物語る。祭壇の一つ
キリストと弟子・司教・両サイドの絵画が、一体となって語りかける



赤白模様のアーチ、二重になっているのは天井を高くするため
アーチの色は、白色の石と、レンガを 組み合わせているため。



柱列の間の各通路は、明かり取り窓からの陽光と間接照明で、薄明るい。



光の状態により、表情は多様に!



パンフレットの表紙に、良く使われる所で、実際臨場すると圧倒される。



天井の装飾!とアーチの付け根の彫像と合いまって、別世界!



大司教や殉教者の彫像が多数



この馬蹄形のアーチは、イスラムが入るの前に支配していた
西ゴート人特有のもので、荷重の分散と 天井を高く支えてる
それにしても、見事な芸術作品だ!               .



日本人の私には無い、異国の感性に触れ、力強い生命を感じる。



通路天井板の装飾、デザインの見本帳を見ているようだ。



ローマ皇帝が派遣した、ビザンティン職人の存在により、増築がされたため
壮麗で、独創的なミヒラブ(礼拝を捧げる方角を示す聖なる空間)になった。



ミヒラブの天井、皇帝が贈呈した美しいモザイクが使われ、ミヒラブ
と、天窓が一体となって、十字(ラテン十字の見取り図)を描く配置



ドーム毎に、いろいろな文様の装飾。純金製の宝物(祝日用聖体顕示台)



礼拝堂の一つ、彫像の他,絵画も飾られている。



宝物堂の一品、儀式に使われたのか?純金の剣



モスグリーンにゴールドの飾りと、朱色のラインが、煌びやかさを
より引き立たせ、ここは天国かと思わせる、最高に美しい空間だ



非現実的で、超幻想的な空間は、光の魔力で通路が続く



別の礼拝堂、巨大なパイプオルガン



中央礼拝堂の天井と祭壇



祭壇両側の二階の個室と三階の窓



有名な、「花の小路」 植木鉢に入ったお花が、壁に掛けられている
鉢を釘で引っ掛けて吊るし、木切れで、水平になるように支えている



新幹線AVEで、マドリッドへ向うため、駅に着いた。



ホームに、いろいろな列車が止まっている、17:43マドリッド行き。



これが、スペインの新幹線。AVEの先頭とボディの行き先表示。



約2時間掛けて、マドリッドに到着。駅の構内は広〜〜〜い



1階のバス乗り場と道路、タクシーや送迎の車がぎっしり。



夕食は、街中のレストランで、カステリーニャ風スープをいただく。



レストランの壁掛け、何種類もあって、これは「CANDAMO」と書いてある。



1948年創業の老舗ホテル「エンペラドール」の外観、繁華街のど真ん中にある。



センターホールと二階への階段、絨毯が素敵!我が家にも?



ロビーの壁に架かっているアート、どれも楽しいね!



ロビーの一角と、コーナーに置かれた置物。



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