《ぶらり旅》

☆ イ カ 旅行編 ☆

ペルーの世界遺産の中で、過去いろんな説があり、子供心に宇宙人説
などは、夢を抱かせてくれたそのひとつ、今 上空より眺めて思った事は
地上絵そのものも大きいですが、その大地の広大さに始めて驚きました
無限に近く広がる 荒涼とした大地に、ポツンポツンと 点在する地上絵
想象していたものとは、あまりにも違いました。そして、点 にもみたない
人間が、これを描いたと言う事に、当時の人の創作力の偉大さに感服し
ました。画像処理したので、線がはっきり見えますが、実際は後に掲載
する画像のように、良く見ないと、わかりずらいものでした。       .



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それでは、「ぶらり旅」第四部のぺージをめくりましょう!


ホテルの近くに、飛行場があり、朝一番に向いました。と、言うのは
お天気も良く、他のツアー客も多く、予約もオーバーしてるとの事で
時間が分からない状況でしたが、後の予定が、スムースにこなせる
様にと、朝一番のフライトをコンドルが押さえてくれました、搭乗人数
は、12人・6人・4人乗りの3機なので、くじ引きで決めました。   .



私が乗ったのは6人乗り、パイロットを入れて、2・2・2・1の席でした



操縦席の計器盤、発進する前に、スロットルを引いてチェツク中



飛び立った間なしの地上、飛行場の近辺が見えます



始めは農地など見えてましたが、次第に荒涼とした大地が見えてきました



侵食を受け削られた山肌の風景が眼下に広がり、素晴らしい前奏曲です



今は雨の降らない大地ですが、大昔は雨が降ったのか、痕跡を残しています



どこ?どこ?岩の斜面に「宇宙人」が描かれてます、分かりますか?



おさるさんです、尻尾が渦巻きです、地上絵は約200kuに展開しています



「蜘蛛」がいます、周りにも線がたくさんありますが、良くわかりません



大きな翼や尾びれには、道路が何本も走ってます、道路が出来てから
後で、地上絵が発見されていますので、非常に残念な事です。    .



画面中央 上の水平器は45度傾いています、もっと傾いて下の
地上絵が窓から見やすい様に操縦してくれます、そして旋回して
反対に傾け、結果、左右の窓から全員が見られるように・・・高所
恐怖症や、乗り物酔いに かかりやすい人は、大変だと思います



いろんな線がありますが、「ツリー」が見えますか?その他いろいろ
ありましたが、割愛します、いずれにしても、道路の大きさから全体
の規模が分かると思います、そしてこれらを、飲み込んでいる大地
の広大さも、とにかくセスナで飛んでいて次々見えてくるのですから



地上絵観光も終え、帰路に付きますが全部で45分ほどの飛行でした



この文様は、すべて自然の営みが見せてくれる技です



写真では、ちょっと感動的なエネルギーを感じ取ってもらえないのが残念



地上絵観光の搭乗証明書です、本人の名前と日付・確認者のサインが



飛行場の中は 展示館や レストラン、それにお庭があり、その一角に
コンドルが飼われています、野生のものは、めったに見られませんので






サンリゾートのホテルは、ゆったりとした敷地に、独立したハウスが
連なる、映画カサブランカの舞台のような、素敵なところです。   .



室内は広く、明るく、お庭の芝生がまばゆいばかりです、天井には
大きな羽を ゆっくり回す、天井扇が焼きレンガと白壁にマッチして



午後は、この近辺で自由行動です、ホテルの庭でゆっくりするも由
私はバギーカーで砂漠のドライブに出かけました、飛行場の横から
広い広い砂丘が続く一帯があり、入り口で案内のドライバーが運転
砂煙を上げ、砂漠の真っ只中に、突っ込んで行きました。     .



四方砂丘ばかり、青空以外は砂だけ、なんにもない、砂・砂・砂



砂丘の天辺から見渡した風景、この素敵な風景がすごい事になるとは?



猛スピードでぶっ飛ばすのは、車で慣れてるが、チョット違う???
砂丘斜面を45度傾いての走行、スピードが伴わないと転げ落ちる



ドライバーが現地語で、いいか?と聞いたのか?OKサインを出すと
すごい事が始まった。今までのものは 序の口、70度くらいの勾配で
砂丘を一気に駆け上がり、そのまま急直滑降、無重力状態を感じる
ほどすごい、動力で推進していなければ、ゴロンゴロンと転覆する。
先ほどのセスナなんて比じゃない、お腹が捩れて、体がゴツンゴツン
喜ぶものだから、サービスで何回でも、さすが 私も参りました、でも
今度は自分でハンドルを持ちたくなるほど、素敵なものでした。   .




ホテルの通路に設けてある、ギャラリー、天野博物館でみたようなもの



プールの向こうはオープンレストラン、木陰のテーブルもあり、思い思いの
場所で 昼食を済ませ、休憩をした後、リマに戻る 最終の旅程に入った



地上絵のセスナで見た道路、アメリカンハイウエイ、砂漠の
乾燥した中に、道路が延々と続く、真っ直ぐにどこまでも・・・



道路沿いに変わった風景が出現?作りかけの小屋が無数に建っている
ここは政府の土地だが、無人地帯、不法占拠も年数経つと、居住占有権
が発生して、自分の土地に成るからと言うのである、都市のサラリーマン
などが、休日に建材を持参して、小屋を作っているそうな?これ現実。 .



だんだん、人家に近づくに連れ、樹木も建造物も見えてくる、絵画的
風景が続く、私にはとても楽しい一時だった、砂と緑と空の青、素敵



砂漠を見た後、緑豊かな平原を見ると、心が安らぎ、命の存在を感じる



段々と樹木や草の丈が高くなり、人家が近くにある事を知らせる



それにしても,人の住家の殺伐としたこと、自然と異様に隔離している



西欧の近代文明は、遠いインカ時代の生活を破壊し、一見便利に思えて
も、無味乾燥とした枠組みを、大地から遠ざけ、空の青さおも忘れがち・・



ツイアーも最終を迎え、夕食は日本食!リマ市内のスシ・バー
「DAIMARU」で、刺身・にぎり・おみそ汁・炊き込みご飯とetc
に皆は満足!お醤油の味は格別、旅行社さんやってくれます



高地でダウンして何も食べてない人に、添乗員さんがお粥を注文等の
配慮、平地に降りて症状がうそのように、無くなったけれど、体力が。 .
でもお陰で、皆さん生き返った見たい、やっぱり!平地はいい!    .



お店の箸紙とカード、壁には「にぎり寿司」の時計が!



夜にリマを発って、8時間半かかって朝、ロスに着いた、ロスからは
JALで12時間半のフライト、行きは約1時間での乗り次だったので
ほとんど待ち時間はなし、一旦米国に入国・そして出国の為、検査
に並ぶから、余裕の時間は無かったと言うほうが正解か、全所用時
間、21時間だったが、帰路はロスで繋ぎがすぐ無く、5時間の待機
実質4時間だ。そして西への飛行は、余分に2時間必要で、27時間
だった。東回りの飛行は、行けども行けども時間の前倒し、体内時計
の調整が難しいが、西回りの飛行は逆のため、居眠ってる間に着い
てしまう。何はさておき、私は最長の飛行時間記録を作った、今回の
旅行は、高地記録と飛行記録の2つをものにしたのである、もちろん
現地に足を踏み入れ、貴重な体験や素晴らしい観光をした上での事だ

最後になりましたが、                           .
今回も、素晴らしい仲間に出会え、又、共に苦しい体験をし、お互い
支え合い、不思議なファミリーとしての絆が出来、全員連帯感を持ち
行動を共に出来た事に、心より 感謝の気持ち、と喜びをお伝えし、
お礼を申し上げます、そして、何よりも 第一にお礼を言わなければ
ならない人、そうです半数以上がダウンの中、明るく、且つ、気配り
100点満点で、私たちを引率してくださった、超ベテランの添乗員の
横倉さん、本当にありがたく感謝!感謝!で一杯です、安心してつ
いて行けばいい、と言うすごい心強いもの、お陰で助かりました。 .
旅行社のプランもゆっくりプランで、たまたまダウン者が多くでたが
良く考えた時間配分だったと思います、そして手配してくれた現地
旅行者が又素晴らしかった等々、最高の思いでとなる旅行でした。


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