《ぶらり旅》
☆ カッパドキヤ・コンヤ旅行編 ☆
トルコ北部の都市観光を終えて、これから向うのは、内陸部
カッパドキアは地方名、奇岩郡はとてつもなく、広範囲である
**********************************
それでは、「ぶらり旅」第二部のぺージをめくりましょう!
アンカラを南下、高原地帯を進むと奇岩が出没する
この辺りは、世界遺産のカッパドキア地方、とにかく広大!
おとぎ話のような、岩山に穴(窓)が空いている家?がある
異様と言うより、肉眼で直に見ると、圧倒される、不思議の世界
さあ!これから「カイマクル地下都市」の観光だ! .
雪が降った後が残り、辺りはところどころ、白いものが
鉄格子に頑丈な鍵、ここが観光用の出入り口、玄関口は天井も高い
でも、地下都市への出入り口は、極端に狭い、外敵からの進入を容易
にしないためである、しかも中腰でないと頭を打つ .
内部に入ると、そこは別世界、温度も年間ほぼ一定、外気のあの
冷たさとは大違い、でもストロボで撮影してるので、明るいが実際
は真っ暗け、教会や居間、貯蔵庫etc、ここはいわゆるシェルター
で、外敵に攻め込まれると、逃げ込む場所で、普段から、3ケ月程
度の食料等を備蓄していたとか .
左端の円形の石は、扉で右に転がし蓋をして、内側に閂をして
外敵の侵入を防いだ、右端の写真の通路は、背も横幅も狭い
通路はすべて横幅が狭く、天井も低い、敵が武装してると入れない
真っ暗のなか、誘導灯の明かりで、前に進む、コートを着てると暑く
なる、でも狭く暗いとこの嫌いな方は、・・・・・である .
左は穀物を入れる甕を並べたところ、中央は竈、傍に壕が掘られてあり
そこから火をたく、煙は排煙用の穴が掘られてあり、この地下都市と離れ
た場所に煙の出口があるので、発見されにくい。左の石は穀物?を砕い
た調理台か?ぼこぼこへこんでいる、不詳 .
複数の通路が交わった場所は、集会所等、天井も比較的高い
足元や側面に抜け道?が多くある、そこは観光客が転ばない
ように鉄柵で蓋がしてある .
観光用の出入り口のところには、門前町ならぬ、露天商が連なる
日本人と見ると「一つシェン円」とか「五つシェン円」と声を上げて
客を引く、今回の旅行は早めにホテルに着くので、ゆっくり食事が
出来る .
今日はカッパドキヤ2日目の観光、朝から天気もいい!
景色も最高!晴れ男・晴れ女の記録更新中! .
特別コースで、現在お住まいのお宅に訪問!家の前には畑も
庭や周囲には生活の臭いを感じる、いろいろの物が点在する
ベランダもあるし、孫が来たら遊ぶ場所も!衛星放送のアンテナも
トルコはどこも衛星放送、数十チャンネル、都市によりNHKも入る
石の家の内部は広い、壁や天井は石灰が塗られている、ここは
1階部分、居間?応接間である、今はご主人と奥さんと二人でお
住まい、床や壁の絨毯はお嫁入りの時もて来た物やこつこつ作っ
たもの、30年使っているとの事、本当に丈夫 .
笑顔の素敵な奥さんの、手づくりのケーキ、ホカホカで最高!
中央の写真が「チャイ」、人が来るとまずこれが出される風習
左写真の指は、「おいしい」と表現する、感謝して心を伝える
奥さんの織りかけの絨毯、絵図に合わせ、1本づつ結んで行く
右端は、絨毯の毛の長さを揃えて切る鋏とナイフ、編目押さえ
次ぎは、トルコ絨毯の見学、この辺りは絨毯生産の町、家々
には、織子さんたちが住んでいる、ちなみにトルコは地域ごと
に生産品の分業化がされており、それぞれの物資を配送する
トラックが縦横に走っている .
繭を湯洗して1本づつを束ね、巻き取り、次にそれを撚って、太い糸に
仕上げ、草木染をして、結びつけて行く、一枚織り上げるのに、何ヶ月
と言う、非常に手間のかかるものである、トルコ絨毯の特徴はダブル結
び(他国は一重)だから丈夫で美しいとか .
トルコ絨毯のお勉強会、講師は日本語が達者でウイットに
満ちて、しゃれも、今風に取り入れて、日本人よりよっぽど
日本人的な「おにいさん」がしてくれた、靴を脱いで感触を
足裏で感じて、絨毯の質を見分けるお勉強です .
絨毯の見分け方、素材:絹100%・絹と羊毛混合・羊毛100%
次ぎは染色:草木染か化学染料染めか、柄が細かい・荒い
もちろん、絹・草木染・細かいが最高!一番下の物は数百万
絨毯は手触りと、裏面の織り糸の細かさで、製作日数(手間)
がはじき出され、値段がつくとか!日本のデパートで800万円
が、ここだと300万円で買えるとか、絨毯買うならトルコに来て
も、充分旅行代は浮き、おつりがくるとか!しかも送料や税関
手続きは一切不用でカードOK、自宅まで宅配してくれる .
昼食は煮込み料理(ビーフシチュー?)壷に野菜とお肉を入れ
パン生地で蓋をして、竈で焼く?蓋を割れば熱々のシチュウ?
さあ!ギョレメ野外博物館、教会や修道僧の生活の場が点在する
ここは教会があるところ、入り口の階段を下りた狭いトンネル抜ける
とちょうど裏側にベランダのようなところに出る、そこが教会の入り口
ここはとなりの石窟、右端写真の食卓のある部屋等が掘られている
階段を登ると見晴台?があり、その上に教会がある .
ハトの谷と呼ばれる岩山、昔鳩を住まわせ、卵を採取?したとか
侵食が時には、珍しい形状を生む、この辺りは奇岩のオンパレード
ラクダ岩である、まよくこんな形に削られたものです
さあ!陶器工房見学です、轆轤で製作中の老先生、御歳70を超えられて
特別表彰を受けられてる方です、平均寿命が65歳の国としては、足こぎ式
轆轤で、日頃足腰を鍛えて、お元気なのか!あっという間に水差しを作り
上げられました、飾り皿の製作工程の説明、(中央写真)無地のお皿に線
.
特別展示室の、入り口近くにかけてある作品、まあ!素晴らしい!
特別室は写真お断り!、老先生の作品が展示、どれも○万円以上
この写真のものより、まだもっと素晴らしい!見ごたえのものがあり
ました、あまり素敵なので見とれているうちに1枚買ってしまいました
ぎっしり展示された絵皿、お茶碗、壷類、小物を探せば2〜3千円のものも
あるかも?どれを取って見ても日本で見れば、もっと素敵に見えると思う
ホテルの夕食、連泊してるので、どこと無くゆっくり出来たし
カッパドコヤも1日半かけて充分に観光できて、大変満足!
ホテルのエレベーター、ドアは手動式?締めると昇降する
バスの中、マイクを持っている人が、ガイドのMrサイトさん
トルコ石のお店、旅行前は「トルコ石はいらない」と思っていたが
見ると大変良い物だと気づく、石も地下深くで採取した物は模様
入りで、良質だとは知らなかった、つるっとしてる物より倍高い?
コンヤに向けて、長く続く一直線の道、中央分離帯で無く、溝が掘ってある
反対車線には行けない仕組み、ところどころに、Uターン出きる場所が設け
てある、道路の左右は延々と畑が続く・・・・・ .
途中、シルクロードのらくだの隊商が利用したと言う、スルタンハーンと言う
隊商宿を見学、当事は兵隊さんが、昼間はロードの巡回、夜間は宿の警戒
と、常時50人ほどが常駐して、隊商を盗賊から守ったとか .
堅牢な城壁の内部は、中央に大きな広場があり、周りに宿舎等が
並ぶ、当事はここに辿り着くと、安心して眠れたのだろう .
当事使っていたものが、そのまま展示してある
さぞかし、にぎやかだっただろうと、想象される
宿坊の内部、明り取り窓だけだと、薄暗い、灯油で明かりを取った
のか、すすけた天井が残ってる、右写真教会も残っている .
なおも、真直ぐなシルクロードは続く、右端写真、たくさんの羊が
ゆったりと、草を食べながら、ロバに先導され歩いている、ロバは
コースを一巡して、羊を小屋まで連れてくると言う、賢い! .
昼食はトルコ風ピザ、牛肉の煮込み、デザートは蜂蜜シロップ
漬けのケーキ、これは毎度出るが甘すぎる、限界を超えた甘さ
イスラムの聖者の眠る、メヴィラーナ博物館を見学、とても大切な
神聖な場所のため、入る前に厳しく注意事項があった .
玄関、中庭、モスクの入り口、ガイドさんも小声で説明
常にコーランの読経が聞こえる、他には音が無い .
入り口を入ると、壁にはアラビヤ文字の装飾額が一杯
元の玄関ドア、外して展示してある、寄木つくりの精巧なもの
内部に入る、二つ目の入り口、中は金色に明るく輝いてる!
建物の中心となるところに、聖者は眠る、天井も一番高く
全面金装飾、肉眼だとまばゆいばかり、別世界にいる様
大きすぎて一度に撮れなかった、トルコブルーのステンドグラスが
訪れた者の心を洗い清めるようだ、厳粛な気持ちになる .
イスラムでは女性は身内以外顔を見せないので、お祈り場所も
2階のネットの向こうでする、下からは見えない .
灯りをともした、ホヤのようなもの、数珠も999個と言うように
人間は完璧で無いから1000とか100・10は無いので、9まで
おごりがあってはいけない、と言うことです、調度品の数々
笛は人が読経する音域に合わせてある、弦楽器もある
大ホールの天井、絵に興味のある私には、たまらない!
圧巻である、写真は 明度を補正したが、実際はもう少し
暗い、でも大迫力で天空を舞っているようだ .
他のホールの天井も彩色は、素晴らしい
来た甲斐があったというものだ .
現存する、聖者のあごひげが 1本収められている
入れ物や、コーラン(聖書)、大小いろいろある
展示室の壁に当時のドアや、使われたと言われる絨毯がある
別棟の展示室には、当時の生活が伺える、人形が迎えてくれる
早めにコンヤのホテルへ、久しぶりに町中、でもイスラムの犠牲祭で
町中のスーパーもお休み、残念である、ホテルの窓から町中を望む
トルコ旅行目次に戻る
「思い出の旅目次へ」