《ぶらり旅》

☆ マレー半島の旅 その2 ☆
マ ラ ッ カ 

クアラルンプールから南下して、マラッカへ日帰り観光に出かけた
マレー半島の北部にあるタイから、南端のシンガポールまで、ハイ
ウエイが貫通している。この道路は 物価の高いシンガポールの人
が休日ともなると、安い日常雑貨を買い求めに、利用していると言
う。市街を離れると人一人いない、ヤシ林が続く。         



南に下がると、料金所も屋根が変わる。急遽トイレ休憩をするため
サービスエリア? に立ち寄った。少し広めになった道路で、区切り
は無い。適当に車を止めて、用を足している。トイレの壁を、ピンク
とブルーに色分けしているのが楽しい。               



まずは、華僑が築き上げた街、ペタリンストリートにやって来た。神戸の
南京町より、ドハデな色彩。提灯がストリート一帯に下がっている。入り
口には、これまたドハデなゲートが構えている。              



通路の両側は、小物のお店がづらりと。カフェテラスは車道に突き出してる



中国・マレー・欧州の様式が融合した建物。真ん中の写真の建物は
窓の上の壁に、1673年の数字が。右の写真は裏通り。      



チェン・フー・テン寺院 1646年建立のマレーシア最古の、中国寺院
屋根や柱には、陶器やガラスで装飾が。                 



正門の左右には、くぐり門。鉄扉の格子がおしゃれ。正門の左右の扉
に描かれた、金彩の龍。今にも飛び出してきそう。          



本堂の祭壇。両側の柱に書かれた金文字。最初の字は「観」と「音」
これは、観音様を奉ってますよ、と言う決まりごと。         



独特の色彩感とデザイン。装飾工芸と、堂々とした金文字に見入る。



これぞまさしく、中国様式
(画面をクリックすると、拡大して見られます)



本堂の中に架かっていた日めくり。西暦とマレー暦。中国暦が併記



お供物屋の店先には、紙で出来た扇風機やスポーツカー等、故人が
好んでいたものをお供えするとか。このお寺は「黒と金」で統一。  



マラッカ川の河口近くにある、中心地である、オランダ広場にやって来た。



建物の色が特異だ、一説に港から陸揚げする剛力が、鬢蝋を噛み
吐き出したもので、道路を赤く染めていたからだそうだ。     
この木が「マラッカ」で、昔はこの地域の呼び名が無く、ここに王国
を築いた国王がこの木を見て、命名したとか。           



セントポール寺院に登る丘から見た、海辺の風景。昨年に回転展望塔
が出来て、帆船の模型や船着場が改装されたとか。現地の人は、ビル
や展望塔等が無い時の方が、良かったとか。              



セントポール寺院の丘から、フランシスコ・ザビエルの石像が見下ろす
亡くなってから、本国に帰るまで、9ヶ月間 遺体が保管されていたとか
上り坂の途中の木には、こんな鞘豆がぶら下がっている。      



ここマラッカは、16世紀以降ポルトガル。オランダ・イギリスに支配
されたので、この教会も、ポルトガル人 によって建てられ、その後
オランダ人が埋葬所としていた。                    



くぐり戸と同じサイズの石版。なんだろう?



寺院の下には、サンチャゴ砦が面影を残している。砦の前は現在は
ビジネス街が広がるが、当時は港の海岸線があった。       



今回の旅行で、おいしいものを掲載すると、マラッカの レストランで
注文した 「マンゴージュース」 飲みきれないと言ったら、持ち帰りの
容器に入れ替えてくれた。コタキナバルのホテルのレストランで食べ
た夕食。二人で5千円と高かったが、どれも絶品! 特にチヤーハン
はタイ米とは思えない、今まで味わった事が無い美味さに満足!



今回のぶらり旅は、空気良し!のどかさ良し!人良し!食べ物良し!で
充分楽しめた。やはり旅は時間に急かされない、のんびり旅が一番良い
線と色については、特に色彩面で、それなりに収穫はあった。     

いつもの事ながら、お世話いただいた、旅行関係の皆様と、現地の温かく
迎えていただいた皆様に、感謝とお礼を申し上げます。          

 

マレーシア目次へ


「思い出の旅目次へ」