《ぶらり旅》

☆ カイロ その4 ☆



コプト教会の一つ、 エル・ムアッカラ教会に来ました。コプト教はエジプトで
2世紀ごろ、独自に発展した キリスト教の東方諸教会の1派であり、現在は
イスラム教が 大半を占めているが、信教の自由なエジプトでは約10%の信
者がいます。入り口を入った所に、陽射しを和らげる、格子戸? があって、
とても素敵でした。ここにも警察官が警戒しています。           



中庭から見上げた、教会の佇まい。何処となく東方の雰囲気がある建物です



中庭の両壁には、いろいろなモザイク画が飾られています



階段を登ると、そこには噴水?真ん中のつぼみから水が出て、花びらに注ぎ
下の受け皿に落ちて、その水はスカートのように放物線を描いて、地面に降り
ます。今は水が出ていませんが、さぞ!綺麗な事でしょうね。建物の入り口は
左右に二つあって、アーチ型の造りです。内部の椅子です。厳格な 雰囲気が
伝わります。すっきりしたデザインですね。                   



一瞬!別世界に入り込んだ気持ちになりました。内部は大きくないが、荘厳な
雰囲気が、長い歴史を物語っているようです。                 



天井と鴨居の間の壁には、アーチ型の装飾がしてあり、一つづつの模様が
とても個性があって素敵です。今回、ここが見られて、本当に来た甲斐があ
りました。セピアのトーンを変えた組み合わせ、落ち着きますね。     



正面の祭壇は、マリヤさまと騎士の描かれた、緞帳があって、その上に
聖者が描かれた額が並べてあります。                  




ドアや壁には、素敵な文様が施され、最高に楽しませて頂きました



間仕切りの壁も見事です。物語を描いた額も架かっています



瞑想に耽る為?の暗い部屋の出窓に、えんじ色で覆われた中に、鮮やかな
ステンドグラスが、嵌まっています。吸い込まされそうな、別世界がここには
あります。「気」を統制した、シンプルな空間です。              



もう一つあります。こげ茶で覆われています。前者の「威光」に対し「豊穏な
美の世界」が展開しています。                          



小さい窓にもあります。それぞれに思いを写すように出来ています



昼食を取りに、船上レストラン「Fish Boat」に行きました。公園のような
所に入り口があります。                            



桟橋を渡り、船に乗り込みました。ビッフェスタイルで、窓際にテーブルが
並べてあります。最後の食事とあって、旅行社が 生野菜を用意しました
エジプト風のハンバーグ「キョフテ」も出ました。              



2階のテラスも食事が出来るようになっています。ここだと、ナイル川を
上から見ながら出来ますね。この辺りは川幅が広〜いです。     



空港に向かうため、イスラム地区を通って行きました。さすがモスクの
ミナレット(尖塔)が沢山立っています。                 



カイロの新市街は、ビジネス・高級住宅街だけあって、高層マンションが
連立しています。                                



空港に着きました。時間帯にも寄るでしょうが、さすがアラブの国だけあって
アラブ人が沢山います。アジア人がこんなに少ない空港は始めてです。 



駐機場へ向かうバスの中から、空港の施設を見ました。青く輝いて綺麗



6時発が遅れて搭乗、もう辺りは暗闇につつまれています。翼の後ろ付近
の席で、ほぼ万席でした。                           



回りに灯りの少ない飛行場を後に、偏西風に乗って、11時間半のフライト
ぶらり旅最後の大陸、アフリカとお別れです。これで地球をぐるりと回った
と思うと、どっと疲れが出たような、また感慨ひとしおの終わりでした。 

ぶらり旅の目的だった 「線と色の収集」も一段落し、思いはこれからPC
のキーボードから、筆に持ち替え 過ごす毎日が、やっと来たとの感激で
頭の中を、いろんな構図が駆け巡り、帰国まで寝られませんでした。 

旅は良いものです!目的は違えど、新しい人々に逢えて、生き様を見て
感動し!興奮し!明日への糧に!繋がるのですから。そして裏方として
支えていただいている、観光業の 皆様に、心からお礼を申し上げます。
そして、何よりも 感謝しなければならないのは、ツアーの皆様の 温かい
お気持ちで、楽しく観光できた事に、改めて 感謝!の意を表させて頂き
ます。皆様!ありがとうございました。                   


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