《ぶらり旅》

☆ 十分・炭鉱博物館・天燈・太子賓館とミニオフ会の巻 ☆



朝から良いお天気です。Mさんとお友達のJさんと私は、Jさんのお孫さん
の運転で、前回行ってないところに、案内してくださると言うので・・・   
高速道路から、101がニョキッとそびえているのが見えます。       



着いた所は十分、九份は前回の旅で行っているので、おや!分に人偏が無い
ここは台北から、北東に山道を行ったところにあり、町の真ん中に電車が走っ
ている珍しい所だそうだ。こちらに着いたころは、小雨が降っていた。    



Jさんに傘を買っていただき、すぐ傍の駅まで線路の上を歩く事にした
(普通は線路横にある歩道を歩くのであるが)ここは、1秒が1分、1分
が1時間のゆったりした所だ。気忙しい「日本の観光客」だが、ここでは
何故かのんびり出来るのである。ジュウブンである。          



駅の売店では、記念切符が売られている。十分から幸福行きである



駅から見て、線路の向こうは川が流れていて、大きな吊り橋がある
川は雨で増水している。橋の真ん中は揺れるので・・・       



町中のお店の店頭に豚肉が売られていた。これ!観光客向け?いえ産地?



ぶらぶら歩いて、「台湾煤磺(炭鉱)博物館」にやって来た
採掘後、そのまま保存されている所だ。         



ここが入り口?平屋の所に白い服を来た女性が受付嬢?Jさんが
一人200元(約800円)の切符を買ってくださったので、入る事にした



洗煤場と炭車台がある建物!今にも崩れ落ちそうなのに、前の道を
通って奥へ。日本なら立ち入り禁止になっている所だな!右の写真
は、石炭を運ぶベルトコンベアー、当時のまま朽ち果てている。  



山道の道なき道?をハアハア言って登り詰めると、トロッコがあった
すでに、お客が乗って待っている、我々が乗ると動き出した。線路は
ガタガタ、トロッコは朽ち果てているを通り越している!ガタビシャと
音を立てて走る、今までこれほど、ひどいの乗り物に乗った事は無い
しかし不思議なもので、暫くすると、妙に愛着がわいて感動する!・・



終点は炭鉱の入り口前にある。レールの地面は穴だらけ、トロッコが
通るとレールが踊る。右写真は、当時の工夫が使ったライトと充電器



新平渓煤磺坑口が口を開けている。少し入った所からは通行止めになって
いる。老朽化がひどく危険のためとか。暗闇の向こうにレールが延びている



作業を終えて上がってきた工夫が、ここで体を洗った。岩盤に打ち込む
楔などの道具とパネル写真の展示。                    



展示室の一品一品を見ると、当時の作業の過酷さが窺える。坑道の
先端で活躍しただろう、圧縮機?も錆付いて原型を留めていない。



これが絶対お勧めの「磺工便當」 Jさんが、下に降りてレストランで食べるのも
いいが、山の上もいいですよ!と言って買ってくださいました。見た目は大雑把
な詰め方だけど、なんと!一口ほおばると、まいう~こんな美味い弁当始めて



お弁当を食べて、一服しているとJさんが注文してくれた、大きな赤い紙の
折りたたんだものが届いた。そうなんです、ここに来た訳がやっと分かりま
した。これは2月に行われる、一大イベントの「天燈」と言って、油紙で作っ
た熱気球で、願い事を書いて火を点けて、大空に揚げるのです。夜間に
行うので、夜空一杯に舞い飛ぶ様は圧巻だそうです。何せ各地から10万
もの人がやって来るそうで、この辺り一帯3市にまたがってお行われるそう
です。このお山では、お願いすれば年中風がきつくなければ、揚げさせて
もらえる・・・だからここに連れてきて頂いたと言う訳です。早速、私たちは
お願い事を書きました。私は「家内安全」と「華子・みるくの健康」を祈願し
ました。形は上部が四角で裾が丸、そこに針金で十文字に止めてあって
そこへ、12枚の油を染み込ました紙(12ヶ月の意で年中の事)をねじり取
りつけ、ライターで火をつけるのです。ボワーと膨らみ、手を離すと、あっと
言う間に天空に舞いあがりました。                       



上昇スピードは、2回目のシャッターを切った時、もう山の上で 点 になって
ました。燃え落ちる事は無いそうです、冷えると山中に落ちるそうです。  



麓の町に、日式建築群という所があると言うので、立ち寄りました。橋の
手前には、炭鉱博物館の石像がありました。               



商店街を通って行きました。お店で「菱の実」が売られてました。私は
始めて見るものでしたが、味はあっさりした栗風でした。       



「太子賓館」と言う所に入りまし。、書院造りでF型に建物が建っており
約20室ほどのある大きなものでした。ここは観覧だけでなく、映画や
コンパ・禅の修行・宿泊にも活用されてます。             



日本の書院造りには、遠からず近からずというとこですか。障子と床の間
畳・掛け軸・・・・・                                



邸内に架けてある書、意味がはっきり理解できないが、美しい筆跡だ



珍しい!瓢箪かついで立っている「達磨」さんの絵にお目にかかった



ホテルの隣にヤマト宅配便のお店がある。配達の車?が歩道に並ぶ



夕食に Jさんが、Mさんと私を招待して下さった。この時は奥様もお見えになり
お孫さんと、5名でミニオフ会(訪台最後の晩餐会)となった。もちろん!本場の
「鼎泰豊」定番どおり小龍包から、包の中の熱いジューシーなスープ堪らない!
私は今回麺を食べてないので、お願いした。拳ぐらいの鳥肉が一杯乗っかって
いる?下の麺をお箸でかき分けていただいた!いける!スープを一口、ウムム
見た感じと違い、これまた「マイウー」だった。満腹!堪能!幸せ~~~    


今回の旅も、また多くの方々のお世話になった。とりわけオフ会ツアー
だったので、何時もと違い、心温まる事が多く、始めてお目にかかる方
ばかりだったが、旧知の友のようにお話が弾み、素晴らしい体験だった
日本から参加の皆様、現地駐在の皆様、台湾の皆様に、感謝!感謝!

中でも、Mさんに同行した私までも、家族ぐるみで 歓待してくださった、
Jさんの心の温かさと、大きさに触れ、最高の思い出を下さった事に深く
感謝し、ありがたくお礼を申し上げます。                 


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