《ぶらり旅》

☆ 西安の旅 ☆ 

昔名の長安は、現在西安と呼ばれているが、シルクロードの出発地として
栄えた都市で、今回はここから西に向って、ウルムチまでの区間で、過去
と現在の「絹の道」を歩くことになった。                   


今回は、北京で国内線に乗り換えて、西安入りのため関空出発便は
14時(AIR CHINA)と朝余裕の持てる時間帯であった。      



大陸に近づいた頃、北京空港が天候不順で着陸不能となり、手前の
大連空港に着陸して、天候回復待ちとなった。これが第一番目のハプ
ニングで、これから毎日続くのである。機内待機で約2時間待たされた



時間を持てあそび、紙コップを眺めて思うのだった。オリンピックを控え
インフラ整備が急ピッチで進められているが、ソフト面をどうカバーする
のか? 前回の旅行時に比べ、何処まで出来ているか?見る事にする



北京には2時間20分遅れで到着、西安のホテル着予定が、元々23時過ぎで
あるから、到着は0時を越える事は確か!あ〜〜〜寝る時間がな〜〜〜〜い



空港ロビーでは、大勢の旅行者ががやがやと、気になる問題点!カウンター
スタッフがあわてもせず、マイペース?サービス精神は教育されていないのか
大半が、中国国内の旅行者!、おそろいの帽子を被っているので良く分かる



西安賓館が宿泊ホテル、☆☆☆☆だからまあまあ!ほっとした



朝食のレストランの入り口にかかっていた、刺繍の緞帳、巾5mぐらい?



巾3mぐらいのこの画は、躍動感があり、直接見ると迫力がある!



テーブルの傍の壁には、「陶板画」が飾られていた


展示数はこれらの倍近くあったが、気にいった物だけ撮影した



ホテル前の道路は巾が広い、歩道・・自転車道・並木・3車線の車道
中央は樹木が生い茂るグリーンベルト、そして反対車線も同じ構造



西安市内の目抜き通り、10階以上のビルが連立している、タクシーは緑色



白い花が咲く街路樹は、大きく枝を広げのびのびしている。西の城門にやってきました



ぐるーと回って反対側の門にきました。掘りに囲まれて、前は広場です



門の名前は「永守門」、橋が掛けてあり、中ほどに釣鐘が置いてあった?
実は、これはゴミ箱。緑色で「PUSH」と書いてある。            



城門を背にして振り向くと、高層ビルが立ち並ぶ市街地!
中国の近代化は、大陸奥地まで開発が進んでいる。驚異



大雁搭に着いた。ここにも大勢の中国人旅行者がいる
今回気になった事で、各地の市民の服装が良くなってる
都心部では若者も中年のご婦人も、ファッションに明るい



門を入ったところの正面に、多くの経典を収納するために建てられた
七層の大雁搭がそそり立つ。手前の石段はボランテアにより修復中



門を入った所の左右に楼閣があり、右側は「朝の鐘」を打ち、左側は
「夕べの太鼓」を打ったとか。                        



建物の入り口の構えの装飾は、それぞれの個性を出している。
下の部分拡大写真を見ると、龍の画は高貴な者が入れる所とか



青と緑と朱と金箔をベースに白を有効に使って、曲線の繰り返しで・・・



現在復元中の建物の柱には、見事な彫刻が!一つずつ宮大工が彫っている
この材木は、アフリカから取り寄せた、非常に硬い材質だとか。       



建物の軒下の天井は、このような画が!実にシンプル。白の空白部分
が安らぎと静粛感をだして、仏の世界に触れるようだ 。搭の中は現在
何も保管されてないが、長年風雨にさらされた外壁は、私に語りかける



境内の一角に、金箔を身にまとった仏像が安置されている建屋がある
写真右端のこちらを向いた女性が、案内と解説をしてくれる有資格者



お線香立ても大きい、指ぐらいの太さの物や・鉛筆ぐらいの物等々、いずれも
文字が書かれている。お庭に鎮座されてる布袋さん!表情がいい、ホットする



案内ルートの終わり近くに「雨蒼軒」とかかれた建物に入る。そこには
玄奘三蔵法師に纏わるものが展示されている。壁の様なドアを開くと
奥に部屋が二つあり、近年の内乱時代に、この大雁搭を死守し、文物
等を救った、高僧「普慈法師」直筆の掛け軸等が、展示してある。前回
購入しそこなったので、今回は購入した。維持管理費の一部になればと



玄奘法師像は書物でみたことのあるものだ。右の仏画は大変優しい



観光ルートにないが、絹織り物のお店「泰錦堂」に立ち寄る。現在中国は
クレーム報道のお陰で、観光客がラサに向いてるので、お客はまばらだ



煌びやかな着物、黄地に青と緑が刺繍であしらってある。ベンチの横に
商売繁盛のお守り像が祀られている。玉石に金箔、飾り物がすごい!



龍と鳳凰の刺繍がされた着物



石を刻んで埋め込み、漆塗りで仕上げた衝立の一部と透かし彫りのもの


展示会「印象交趾陶」 「台湾 林洸沂先生作品展」が開催されていたので覗いた


印象派!さすが!これでもか!と言うほど、どの作品も動きが大変いい



華清池に着いた、ここも庭園が改造されている、この後行った兵馬俑も
前回の旅行記にUPしているので、割愛する。              


今日の観光を終え、空路敦煌にフライトしたが、ここで二つ目のハプニング
敦煌が黄砂で降りられない!翌々日観光予定の「ウルムチ」に着陸、急遽
代替ホテルを確保、当然深夜到着、これで二日間寝不足が・・・それだけでは
ない、シャワーがあるにはあるが、お湯がでないマイナス☆☆☆レベル、朝は
8時朝食と言うので、食堂に行ったが、蒸しパンと2〜3品だけ、食事が終わる頃
いろいろの物が厨房から出てきだした、現地旅行会社のエエ加減さが表面化!
と言うことで、二日目も何とか・・・次は何が起こるのか、ツアー仲間でザワザワ


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