《ぶらり旅》
☆ 忠烈祠、金瓜石、九分の巻 ☆
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朝は8時半に出発のため、7時に起きようと目覚ましをセットしたつもりが
何故か6時に鳴って起床、昨日は携帯の待受画面に現地時間と、1時間
進んだ日本時間が併記されていたので、セットしたつもりが出来てない?
それにお連れのEさんの携帯が使えない?・・・私のはこちらのOさんや
日本のSさんには繋がる・・・で、やっさもっさ したのだが、今ひとつ良く分
からないまま、寝る前にセットしたと言うことで、機械は賢いが使う人間が
付いて行けない、取説持って行くべきだったと、反省しきり。それにしても
機能があり過ぎる・・・どうかと思う。 .
ホテルの朝食はバイキングで、お粥もあるし、連泊だがいろいろとあるので
飽きないからいい。山盛の台湾バナナがあっという間になくなる、遅く行くと
ない!日本や韓国の団体がいると尚更だ。でも朝の時間をゆっくり出来た
8時半と言うと、道路は通勤ラッシュ、ものすごいバイクの数。運転は上手
9時から忠烈祠での衛兵交代があると言うので選んだ。ここは台北の北部で
戦争で亡くなった将兵33万柱をお祀りしてある所。外側の建物は霊廟らしい
門の入り口の左右には、衛兵が微動だもせず、直立不動で立っている
9時前なのでまだ入れない。時間待ちする間にどんどん観光客が増える
兵隊さんは、陸・海・空の交代で、選りすぐれた者が任に当たる
1時間の間、瞬き以外はしない。そこで横に行って写真を撮った
9時になると、詰め所から7名の兵隊さんが出てきて、交代のセレ
モニーが始まった。広い園内を分隊の行進が続き、時折銃剣で
パホーマンスを見せてくれる、観光客は入る事が出来て、後を
少し距離を開けて付いてゆく。正面の霊廟までセレモニーは続く
建物の構えは、道教の寺院建築を基に仏教やその他のものが融合した
もので、朱色の柱が荘厳な雰囲気を醸し出し、緑と青との調和が素晴らしい
柱の部分を拡大すると、この色使いとデザインで、どっしりと見せるから不思議
左右に回廊を持ち、大きな広場を備えた佇まいは、英霊も心やすまる事だろう
廟の中の祭壇はスッキリとしていて、回廊には将兵の位牌?が並ぶ
天井の装飾、どう表現したらいいか?天国に行くタイムマシンの入り口なのか?
庇部分を拡大すると、すさまじいエネルギーの噴出を感じ、金色で描かれた
龍が、今 大空を駆け巡っており、私は向こうの世界を見ている様に思える
次ぎの観光地は九分、でも高速を走って行くのでは、台湾を見られないと
言うので、金瓜石を通って道すがらの観光に連れて行ってくださった、丘の
上に見える「宮崎アニメ」の世界、銅山の建物跡で、かっての栄華の影もなく
横たわっている。道路わきの川は、鉄分の多い水質のため、岩が茶褐色だ
途中小さな橋にさしかかった、そこは黄金の滝と言われ、水量の多い時は
太陽に照らされ、黄金に輝くとか。今来た道を振り返ると太平洋が見える
坂道を更に登ると、開けた場所があり、風水で海の見える場所に
お墓が並んでいるのが見える。右写真のお墓は小さい家ぐらいあり
建立するのにお金がかかるとか、でも先祖や親を大切にする人々
だから、できるのかも。日本で失われたものが、ここにはまだある
トイレがしたいと言ったので、立ち寄っていただいた先は「福山宮」と
言うお寺。道路傍にあるトイレは、お寺の境内に繋がっているのだ
質素な本堂だが、良く手入れされており、爽やかだ。若い女性が
祈願されていた。やはりここも赤が多いが、なんとなく落ち着く!
開き戸一杯に描かれた、生き生きとした画の線と色彩には圧倒される
彫刻された柱は長い歳月を示す。ろうそくは赤く大・中・小と置いてある
奥の部屋に本尊がお祀りされていて、正面の祠の中に仏様がおられ
その前の祭壇に数名の人物、その前の祭壇に5人の僧侶、そこには
果物やお菓子が供えてある。一つ不思議なのは祠の上の飾りに、西洋
の羽を広げた天使がいる、まさしく各宗融合の世界がここに現存している
先ほどの前室の中央には、亀の彫刻が水槽の中にいて、寶銭をくわえて
いる。本堂の右の部屋には、観世音菩薩が祀られ、壁の彫刻が見事である
左の部屋にも仏像が祀られている。両側の壁には寄進者の名が貼られた
「光明灯」が並ぶ。入り口右の壁には、昔寄進した日本人の名札が並ぶ
峠付近で車を降りて、後は徒歩で九分の街中に下るという、と言うのは
街中は道路が狭く、駐車スペースがないとか。なだらかな坂道を下ると
民宿街に入った、この辺りは台北のホテルが一杯なので利用するとか
でも料金は変わらないそうな。神戸のように丘陵地帯で海に向って家
が建っているので、この辺りからは家々の軒先を這うように階段が下
の商店街に続いている。 .
見晴らしの良い場所に出た、右手の丘の上まで家がある、その向こうに
お墓が海を見下ろすように、たくさんある。左手にはお寺の屋根の向こう
に、瑞浜の海が見えて、辺りには沢山の民宿が立ち並ぶ。急な坂の町
お寺を下から見上げると、屋根の装飾が実に楽しませてくれる。タイの
ような、東南アジアでない、台湾独特の緑と青の色使いが、素晴らしい
「忠義千秋」の大きな文字に魅入ってしまった。入り口の石組みの
構えが、すごく重衡だが威圧感がなく、不思議と優しさを感じる!
朱柱に支えられた堂内は、金色に輝き緻密な彫像が圧巻させる
やはり昔栄えた地だけあって、その息吹は伝わる。上に書かれて
いる「春秋正気」これ又、素晴らしい言葉に深呼吸して魅入った
(關渡宮:1661建立、海の女神「嫣祖」を祀る)
建物を飾る石彫の数々、龍の足の爪は4本。天子は5本でお寺は4本
庶民は3本の爪と決められている。道教や仏教に生活面では儒教が
生活の中にどっしり根づいている事が伺える。正面向きと側面向きの龍
線香建て?素晴らしい工芸品!日本の現状では置いておけないだろう
拝観料を取る事もなく、24時間何時でもお祈りに行ける、お寺の原点だ
迷路のような階段を降りてきた。ちなみにどの階段を降りても、全て
ここに来られるとか。お店が連なって狭い道、これでは車は無理だ
台湾は品名が漢字で表示してあるので、大体の見当は付くのでいい
食べました!「臭豆腐」おいしい!臭いは10段階の1だとKさんから
聞いた。昨日とえらい違い、みんな食べ始めました。私が1番に食べ
「おいしいから食べて見て」「臭いはしないから」と言ったからです
お店は歩いても歩いても続く、この狭い道にトラックが通る?サイドミラー
が吊り下げ物に当たりながら。約1時間ほどぶらついて、お昼の場所へ
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石段を降りると、そこは宮崎アニメの世界。名前より味を優先させて
「海悦楼」と言うお店に入った、Kさんに聞くと関取を案内した店とか
この建物、アニメファンなら、ああ!と思い出すところ
玄関口を大写ししておきます。ここに立って記念撮影は順番待ち
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