《ぶらり旅》
☆ 中正記念堂、行天宮、陽明山温泉、士林夜市の巻 ☆
今回のツアーは、到着日の夕方までは観光が付いていて
次の日からフリーを利用しました。キャセイを利用したのは
1日目が有効に使える昼過ぎに着くからです。 .
現地は梅雨時期のため、小雨が降ってました。小型のワゴン車で
ガイドさんが出迎えてくれました。両替するため、土産物店でお茶
を頂ながら一息入れました。お茶受けにナッツ類や蓮の実などの
お土産として売られているものを試食して、蓮の実を購入しました
最初に行ったのは「中正記念堂」です、名称が「国立台湾民主記念館」
に変更され、一部銅像等が撤去され工事中でした。四角い台形に八角
の二層の屋根の大きな建物、周囲の広場もゆったりとした権威の象徴?
皆兵制度があるため、重要な施設は制服私服の軍人がガードしてます
堅固な扉には獅子面があり、訪れる者の心を止める。フロアーのドアは
ガラス面に黒檀の透かし彫りが嵌められ、重厚な落ち着きをかもし出す
入り口を入ったフロアーの天井は、見事な技の彫刻で飾られている
四角いパネルの1つが1坪ぐらいあるのか?とにかくスケールが大きい
これに至っては、金と漆の見事な圧巻される、伝統の芸術作品だ!
正面には「解釈に説明が必要」な衝立、側面の衝立には「解説?」誰を
対象にしているのか?とにかく台湾の政治的ポジションの苦悩が伺える
天井のパネルを拡大すると、「中正記念堂」の文字が!建物の名称を
変えても、中身はそのまま?政治的意図を優先しなければいけない
現状に、観光客としても心が痛む。自国の安穏とした空気とは大違い
蒋介石の大きな肖像画と、ナンバーが888の車・・・
他所では見た事のない、重厚で華厳な天井。足が止まる
マカーサーや佐藤総理との写真など多数展示
蒋介石の執務室、置かれている美術工芸品はすごい!
海部元総理が寄贈した桜がある木立の通路を進むと、日差しがさえぎられ
気持ちがいい。大木に移植したお花が大きく咲きほこり、平和を感じる
「健康歩道」と書かれた石碑の傍に、卵ぐらいの黒い石が敷き詰められている
次に訪れたのは「行天宮」。屋根の上に飾り物のあるのは「道教」のお寺で
関羽が祀られ、算盤を使ったので、今は商売の神様として崇められている
雨が降っているので、外は人がまばら?
中に入れば、そこは線香の煙と人々の熱気で蒸し返っている
いくつものテーブルの上には、お供えものが一杯置かれている
道教独特の「赤」と「金」で装飾された関羽の像が安置されている
商売の神様だけあって、人々の表情は真剣!青い服のおばあさん達は
ボランティアでとても優しい。赤い柱に吊り下げてあるのは「おみくじ」の
ようなもので、願い事を神様に告げ、籤を引くと番号が書いてあり、黒い
箱の中に「赤い半月板」があり、それを2つ取り、地面に投げつけ、裏と
表が3回続くと、願いが叶うとか、手に持っているのは、長いお線香
龍の透かし彫りが施された柱。先ほどのおみくじの番号を、この状差しから
取りだし、そこに控えている「陰陽師」に解説を受け、商い等に活かすとか
行天宮前の交差点の地下には、占い横丁が店を連ねる。料金3〜4000円
夕食は「小龍包がおいしい」と有名なお店「鼎泰豊」へ。お店の前は3〜40人
が行列を作って並んでいる。右写真の赤い看板の横の「1」は今から1時間
待ちと言う事。私たちはツアー予約客と言うので、待たずにす〜と2階席へ
店員さんは大忙し、でも観光客にはサービス万点!手荷物はテーブルの横に
籠を持ってきて入れてくれて、汚れないように茶色の布で被ってくれた。「写真
を撮りましょうか」と聞いてくれて、パチリ、心嬉しい雰囲気で食べたお味は?
熱々でジューシーで本当においしい!最後にでたチャーハンとデザート、これ
がまたおいしい、予想を上回る「食べる事」のスタートとして、充分に満足した
食事を終えて外にでると、雨は止んでいた。「文華」と書かれた車は旅行社が
差し向けたもの(小グループ用)、市内のあちこちで見かける、ホテルに向う
ホテルに着いて部屋に荷物を置き、ロビーに降りる。そこにはOさんご夫婦が
我々を案内するためお越しいただいていた。これから私たちの希望の温泉に
お連れ頂く。6名と言うので、まずはバスを体験と言う事で、停留所に向う
>
バスの番号は612、陽明山温泉に向う。運賃は一人15元(約60円)安い!
日本なら300円位の距離を走ったか、温泉街の電飾があるところに着いた
もうすっかり、暗くなって照明がついている。入る温泉は「湯瀬」と言う
この温泉街でも老舗の所、飛び込みの観光客では、何処が良いか分
からないが、Oさんご夫婦が毎週行かれる御墨付きの所、最高に幸せ
お風呂上り、1階のレストランでビールを飲みながら、初対面同士だけど
知己の旧友のようにお話に華が咲く。ネットでのお付き合いがあるゆえか
それでは と言うので、次の乗り物体験はタクシーとなり、男性・女性と分乗し
20分ほど走って、士林の夜市に向った。ちなみに運賃は日本の初乗り程度
すごい人波、三角地帯の道路にお店が連なり、おまけに道路上にも、衣類
アクセサリー・食べ物等の露天がひしめく。道路上は禁止されているが、入り口
付近だけないが、中に進むとぎっしり。警察が来たというので、あっという間に
バタバタとしまい、横丁に逃げ込む。その速さ!何秒とかからない。そして警察
が居なくなると、瞬く間に元通り再現される、見事と言うしか表現しようがない
食べ物やの屋台、見た目脂っこく見えるが、そうではない。サッパリとヘルシーで
油?で揚げるから衛生的、素手では触らない。冷食がない、体にいい物ばかり
小間物や衣服のお店、服のお店の前には、100均ならぬ「99均」の看板も(約400円)
私たちに食べさせようと、あの噂の「臭豆腐」をOさんの奥さんが、お勧めの
お店に案内頂いたが、あいにくお休み!臭豆腐の横丁みたいで、誰も近づ
かない、不思議!私はなんともないのである。鼻覚は良い方であるが、皆が
逃げるので断念、その代わり別のお店で、お勧めの「生煎包」を買って食べる
これがまた、すこぶるおいしい!野菜包みと、お肉包みを買ったが、家内がす
ごくお気に入り!肉慢風で 底が焼いてあり、ジューシーさと柔らかい皮と底の
焦げ目がなんとも絶妙な風味をかもし出す。奥さんに感謝!感謝!超満足!
食べ物屋の屋台が並んでいる、いろんな物が一杯ある、Oさんの奥さんが
買ってくれた、腸詰めを焼いて短冊に切ったものに、生のニンニクを添えて
いただく、これまた絶妙の取り合わせ!ニンニクの辛味がマッタリした腸詰
に、相反し合いそれでまた、さらにうまみを高めるのである。感謝!感動!
台北の女性は仕事をもっており、家族の食事は朝・昼・晩外食。朝は
それぞれの仕事場や学校の傍で、食べ物を買い仕事場や学校に持
って行き食べてから、仕事や学校が始まる。昼も夜も同じ、家族が揃
うと、夜市等に出かけ、いろんな物を食べるとか。もちろん家族だけで
なく、友達や仲間でも、一人でも気軽に利用できるから、炊事に時間
を取られる事がないので、夕方の時間が有効に活用出来る事と、又
各家庭から残飯のごみが出ないから、全般としてごみ処理も合理的
そしてもう一つ感心することがある、それは路上のごみがない事です
この建物は大きな食堂街、おいしいお店は行列が出来ている。中に入ると
碁盤の目に区切られた中に、ギッシリお店が並ぶ。通路との仕切りがなく
隣のお店の物でも注文すれば、持って来てくれる。全てお客中心!ラーメン
食べながら隣のシュウマイを注文できるのである。4〜5軒向こうのスープ
でも届けてくれる、お金と引き換えでないとダメ!と言う日本のようにコセ
コセしていなくおおらか。治安が良い事と市民のマナーのよさが印象に残る
いろんな物を食べて、帰りは地下鉄の経験をと、そして翌日にはホテルに素敵
な果物を一杯差し入れていただき、至れり尽くせりご配慮に感謝!感動!感激
地下鉄の切符の自販機は、タッチ式で行き先の応じた、金額のボタンを押して
コインを投入。最近登場した自販機で丸いチップが出てくる、以前の物はカード
式、だから改札は2種類のゲートがある、「美好的進化」のキャッチフレーズで
新装自販機のポスターが貼ってあった。それにしても構内は綺麗気持ちが良い
地下鉄のホーム、ごみ一つなく綺麗!電車の中、L型の椅子と中央の通路が
最前列の車両まで見渡せる。何故L型、ベンチシートより2名余計に座れる?
どうでもよい事を、ボーと考えながら、満腹感と感動の喜びに浸るのでした
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